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2005年3月アーカイブ

著者:藤城真澄
出版:青春出版社
初版:2004.12.1.
紹介:「魔法使いハウルと火の悪魔」「アブダラと空飛ぶ絨毯」の解説本
コメント:映画になった「魔法使いハウル」の原作本かと思ったら、違った。
けれど、読んでみたら、ちょっと原作も読んでみたくなった。

著者:柴田よしき
出版:新潮社
初版:2004.10.20.
紹介:37歳独身OL翔子。一流企業の管理職。マンションのローンを払いながら、一人ぼっちのランチも気楽で慣れてしまった。ある日、MLに書き込んだ「ケアンズについて教えてください」
英語を勉強し、海外で働きたい・・・だけど現実は厳しい。ケアンズの旅行代理店で働く愛美。
別れた男を新婚旅行先のケアンズまで追いかけてきた嶺奈。

三人それぞれが、自分の人生を引きずり見つめながら、それなりにがんばっていく・・・
コメント:女性が働き続けるって、楽じゃないなぁと思いつつ。翔子の生き方は、なんとなくカッコよくも思える。
社内で煙たがれ・トラブルに巻き込まれ・元不倫相手をギャフンといわせ・でも男性部下といい感じになって、頭を悩ませることはいろいろあるけど、まあ、悪くもないかなぁ。
自分が働く30代だったら、もっと共感できただろうな。

著者:阿部和重
出版:講談社
初版:2005.02.01.
紹介:離婚して娘と会うことを禁じられた男。最愛の娘への倒錯した愛の形は、カメラの中に納められていた。
少女への興味・関心…仕事を失い、田舎に戻った男を待ち受けていたのは、小学校でも演劇の演出だった。そこで出会った、二人の少女の真剣なまなざし。「二人の最後の記念の芝居をしたい」二人は、なぜ「最後」にこだわるのか…
(第132回芥川賞受賞作)
コメント:父親が娘をそういう写真の対象としてとらえるという事が、どうも、気持ち悪いのだが、決してありえないことではないのだろう。そしてそのかなり自分本位な愛情表現に気づかないというところがまた恐ろしい。途中で本を投げ出したくなるほどだ。
 けれど、「神町」で出合った少女たちを救いたいと思った彼が、娘を失った彼ならではの方法で彼女たちに生きるための細いロープを投げかけている。そこで彼自身も救われるのだ。

著者:群ようこ
出版:集英社文庫
初版:2004.05.25.
紹介:着物は大好きだけど、あくまでも「非日用着」だった著者が、1年365日きもので過ごすという試みに挑戦。ところが、思わぬ所から冷えて風邪を引いたり、針仕事の大変さに目を回したり、失敗と試行錯誤と発見の繰り返し。 生活形態も変わり、愛猫も目をパチクリ。
働き者の「昭和のおかあさん」を目指して奮闘した1年間。写真やイラストも充実、きもの生活のガイドとしても役立つ、傑作日記エッセイ。
(裏表紙より引用)
コメント:きものを着たいなぁ。と思っても、なかなか実現は難しい。そうそう、結婚当初は、子供が大きくなったらきものを着たいと思っていたのに・・・でもまあ、無理しないで、少しずつきものを着る機会を増やしていけばいいかなぁ。と思える一冊です。

著者:大泉睦子
出版:文化出版局
初版:2004.03.02.
紹介:私のバッグは帯地を使っていますが、特殊なものではなく、通勤や買い物など、日々の暮らしに溶け込むようなバッグです。
帯地の持つ色合い、織りの美しさ、丈夫さ、着物時の多彩な色や柄、素材のよさ、その三つの出会いがあってこの本ができました。─大泉睦子(扉より引用)
コメント:着物を着たい・・・でも、バッグがない・・・。帯地のバッグはなかなか面白そう。

著者:寺西恵里子
出版:PHP研究所
初版:2003.11.10.
紹介:昔の人達が代々大切にしてきた着物
その想いを新しい時代に繋いでいく
汚れや傷で着物として着られなくなっても
ちょっとした工夫やアイデアで生活の中によみがえる
手作りにはそんな不思議な力があります。
そして、着物に想いを巡らせながらそこから何かが始まります。
リサイクルにはものを大切にする優しさがあります。そして、工夫する楽しさがあります。
古い着物が教えてくれるもの、それを伝えたくて
(扉より引用)
コメント:

著者:原由美子
出版:文化出版局
初版:2003.02.16.
紹介:日本人にはきものが似合うと信じています。何よりの利点は、洋服では決して考えられないような総柄の染めのきものも着こなしてしまえること。色についても、少し派手でも反対に地味でも帯、帯揚げ、帯締めの色などで、自分の肌や雰囲気にしっくりなじませることができます。
最初からかまえて、よそゆきに着ようとはせずに小紋や紬、それに木綿のひとえなど、比較的気楽なきものと帯の組み合わせを楽しみながら着てください。少しでも早くきものになじむには、日常的に着るのがいちばんです。(扉より引用)
コメント:きものと帯・小物の合わせ方など、見ていて楽しいです。正装というよりは気楽な街着を着こなしたい。

著者:木口屋芳子
出版:成美堂出版
初版:2002.12.20.
紹介:きものの世界には、着ていく場所や目的に応じて、きものの種類や小物あわせなどのルールがあります。
本書では、はじめてきものを着る方にもわかりやすいように、TPO別にコーディネイト例を紹介しました。着付けや帯結びも、詳しいプロセスつきで説明しているので、かんたんに着ることができるでしょう。
 可愛らしい小物選びや、衿元や帯まわりの色合わせ…。きものを着る楽しみは無限に広がります。自分の好みとセンスをいかして、コーディネイトしてみましょう。(扉より引用)

コメント:

著者:NHK出版編
出版:日本放送出版協会
初版:2002.12.20.
紹介:自分できものが着られるようになると、着物への興味がますます沸いてきます。
きものにはたくさんの種類がありますが、着方は基本的にすべて同じです。
帯結びも、一重 セ鼓がマスターできたら、もう安心。どうしても無理なら、付け帯にすることもできます。
きものは特別の日だけのものではありません。食事会や買い物、観劇やコンサートなど、ふだんの暮らしの中でこそ、日常着としてきものをもっと楽しみましょう。(扉より引用)
コメント:

著者:婦人生活家庭シリーズ
出版:婦人生活社
初版:1997.12.05.
紹介:豪華な振袖用から浴衣の文庫結びまで181種
コメント:

著者:瀬尾まいこ
出版:マガジンハウス
初版:2003.12.18.
紹介:バレーボールが正義だった自分が、人を自殺に追い込んでしまった。
バレーボールからも離れ、住んでいる町からも遠く離れた土地で高校の講師を始めたが、待っていたのは退屈な授業と文芸部の顧問という仕事だった。たった一人の部員と図書館で過ごした1年間は・・・

コメント:図書館好きの私がタイトルから想像するものとは、ちょっと趣向の違う話でした。
でも、高校生である一人の部員と接することによって、同じ傷を持っていた主人公が図書館を通して少しづつ解放されていくのは、嬉しい展開だった。
とくに若いときには、絶対的な自信を持っていたことが、ある日打ち砕かれて自分を見失ってしまったりしがちだ。逃げ出したり、殻にこもったり、でも時の流れとほんの少しのキッカケで何かが変わっていくかもしれない…。

著者:三浦しをん
出版:新潮社
初版:2004.05.25.
紹介:彼=歴史学者・村川は間接的に語られる。
中傷の手紙の差出人を捜すことを命じられた彼の助手。彼に妻を寝取られた夫。彼に置き去りにされた息子。彼と手紙を交わす義理の娘の調査を依頼された探偵。彼の娘の婚約者によって…
語られているのは「彼」ではない。「彼」と接触を持つ女たちを通して「彼」が浮かび上がる。

コメント:ここに書き出してみて気づいたのは、「語っている私」はみんな男たちだった。
ここで語られている「彼」は、さして魅力的とも思えない。なのに周りの人間が絡めとられるように人間関係を壊していくように見えるのはなんでだろう。

著者:梨木香歩
出版:理論社
初版:2005.05.01.
紹介:ある朝 つばきが目を覚ますと、机の上に手紙がおいてありました。
「まじょもりへ ごしょうたい」
道路を渡って、つばきは森の奥深くに進み始めました。
そこには女の人がすわっていて…
時と場所を越えた不思議なまじょもりのお茶会が始まります。

コメント:絵本でしょうか?子供の頃の気持ちを思い出させてくれる、一冊です。
こういう世界を忘れないおとなでいたいし、子供たちにも大切にして欲しい時間ですね。

著者:青山やすし
出版:かんき出版
初版:2004.0カ.28.
紹介:・老いた親あるいは配偶者をどこに入院させるか?
・リハビリはどこでしてもらうか?
・療養ならどこがいいか?
・痴呆はどこで面倒を見てもらうか?
患者の立場で選んだ50の病院
99~2003年まで東京都の副知事を務めた青山氏が高齢福祉部長時代に、高齢者の病院や老人ホームを見て歩き、そのときに感じたいい病院の選び方。

コメント:義父が介護保険申請をする段になって、困ったことがある。「主治医」の欄に誰の名を書けばいいのか?某総合病院の内科にかかってもう数年。定期的に見てもらっていたが、先日けいれんで救急車による搬送は、「満床」を理由に断られてしまった。新たな搬送先は脳神経外科のある救急病院。しかしその先生は痴呆を扱うものの週2回しかこない。
しかも脳神経外科では「脳血管性の痴呆」の診断や予防には有効だが、痴呆の程度レベルの診断となると、精神科を受診することになる。
精神科で痴呆の進行を遅らせる薬…の処方箋をもらって薬局に行った。
ところが驚くべきことに、もう2年も前から某総合病院の内科で「同じ薬」を処方してもらい飲み続けていたのだ。
高齢者にとっての主治医。主治医となるべき医師のいる病院は、どこを選んだらよいのだろう?ほとほと困ってしまう。
本書は、緊急の救急病院の、その先の病院探しであるが、私にとっては人事ではない。少なくとも、今かかっているどの病院も痴呆対応入院は望めない。かろうじて精神科の医師が本書に紹介されている病院とのつながりがあるので、そこかな…?しかし、いくらこちらが気に入っても、空きがなければ、入院は受け入れられないのだし。
「家で面倒見れなくなったら、病院に入れてしまえばいい」と簡単に言う人もいるが、いろんなことを考えれば考えるほど、そうそう簡単にはかないことがわかってきた。

著者:梨木香歩
出版:新潮社
初版:2004.01.30.
紹介:池・庭・電灯・二階屋。友人の実家の家守をする、売れない学士・綿貫と草・木・花・獣また、仔竜・河童・人魚・竹精・桜鬼という、なかなかお目にかかれないものたちとの交歓。ふと出没する亡くなった友人・高堂との関係が、なんともいい。
ほんの百年ほど前の設定だが、こんな風景はまだ私が生まれた頃はその名残がまだわずかに残っていたような気がする。心を研ぎ澄ませれば、まだこういうものたちとのかかわるがもてたような…

コメント:目次に並ぶ、植物の名前。名前を見ただけですぐにわかるものも多い。サルスベリ・都わすれ・ダリヤ・ドクダミ・カラスウリ・竹の花・白木蓮・むくげ・紅葉・萩・ススキ・野菊・サザンカ・リュウノヒゲ・檸檬・南天・ふきのとう・山椒・桜・葡萄
けれど、名前は聞いたことがあっても、どんな植物なのかすぐには思い浮かばないものも多い。ヒツジグサ・ツリガネニンジン・南蛮ギセル・ホトトギス・ネズ・セツブンソウ・貝母。これは、検索してみました。ヒツジグサって睡蓮のことだったのね。
読み進むうちに、隣のおかみさんも、和尚も後輩の山内も長虫屋もダリヤの君もみーんな霧と共に消えてしまいそうなそんな不思議な気持ちになってくる。
全く違う話だが、夢枕獏「陰陽師」での清明と博雅が清明の座敷で庭を見ながら酒を酌み交わしている構図が目に浮かびました。
本の装丁もいいですねぇ。紬なのか?細い縦縞。手元に置きたくなってしまう一冊。

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