アンコールワット 4

まだ3日目
日没の情景を見るために、ホテルのロビーでバスを待っていると、なんだか怪しい空模様。みるみる大粒の雨が降り出した。「これが、雨季のスコールね~」と、ちょっとうきうき。空には稲光も…何年か前に、アンコールワットの上に雷が落ちて、被害を受けたので、今は一番高い塔の上に避雷針が取り付けられているそうだ。
ところがこの雨、道一筋違うと、スコールどころか道路がまったく濡れていない。
ウーム、果たして、夕日は見られるのか?
bakon301.JPGバスで15分。バコン山のふもとに着くとやっぱり雨~。ガイドさんはにっこり指差し「ここから15分ほど山を登ります。自由行動で集合は○時です」
???雨が降ってますけど・・???「はい!上に遺跡がありますから」って、夕暮れの雨の中、遺跡見学?しょうがない。みんな歩いているので行くか~
雨のわりに、足元が滑らないのがありがたい。頂上には予告どおり遺跡(プノン・バコン)があるのだが、そこには、アンコールワットほどではないが、かなり急な石段がある。しかも傘を手に人がへばりついているではないか・・・。「え~、これ登るの?雨降ってるのに?」と思いつつ、娘一人を登らせるわけには行かないのである。
rapyuta305.JPG石段を登ると、お天気がよければなかなかの360度のパノラマがひろがっているはず。しかし悲しいかな雨である。けれど、その雨に煙る遺跡は「天空の城ラピュタ」を連想させる。雨の隙間から望む小さなアンコールワットを撮っていると「暗くなるので降りてください・・・」そうだ、日没の時間だった。足元を気にしながら階段を降り、集合場所まで坂道を歩く。街灯などひとつもない。前を行く人の足だけだ頼りだった。
apusara322.JPG
雨は次第に強くなり、シェムリアップの道路も冠水している。
夕食はクメール料理のバイキングとアプサラダンスのショー。バイキングでは恐る恐る何か?とたずねると、みな日本語で答えてくれるではないか。さすが観光レストラン!?カンボジアならではの不思議なデザートもあり、興味津々。
食事が落ち着いて辺りを見回すと、このお店:大きな屋根だけで壁がないのだ!雨は吹き込まないのかな?気温40度になるという4月はエアコンもなし?考えてみると気になる話。
そして、アプサラダンスの踊り手は、みんな若くて美しかったわ~。
さて、ホテルに帰り、テレビを見ていると「練馬・杉並が大雨!」というニュースが飛び込んできた。どういう仕組みになっているのか?日本のニュースもワールドワイドなニュースも放送されているのだ。それなのに、カンボジアの普通の番組が見つけられず、映画のチャンネルが多かったな。多分、観光客向けのサービスなのね。
ちなみに、このときの我が家は深夜にものすごい雷雨で、家族全員が飛び起きたという…
やっぱり、すごい雨だったのだとビックリ!
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話は変わるけれど、もうひとつ気になっていたものが「携帯電話」だった。ガイドさんには必須のアイテムなのだが、電話はクメール語だけど、メールは何語?と尋ねたらクメール語ではなく英語だそうで・・・残念でした。クメール語の画面を見たかったのだけどな。
カンボジアの義務教育は無料。午前の部と午後の部に分かれているらしい。先生も同じ。中学になると、成績順のクラス分けで「A~C組」は英語と仏語が必修なのだが、D組以降はどちらかひとつ選択でいいのだそうだ。という訳で、メールは英語で大丈夫らしい。
ちなみに、子供の医療費は無料。建物の上に「頭」が乗っているのが病院。


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