家族の団欒
久々に1階のトイレに入ったら、トイレマットが復活し、手洗いのタオルとウォシュレットのリモコンが元の位置に戻っていた。カレンダーもおいてある。久しぶりに、人が入るトイレらしくなった。
食事の後も、そのままテレビを見たり、おしゃべりをしたり、家族の団欒が戻ってきた。声をひそめたり、足音を忍ばせたり、耳を澄ませて様子を伺ったり、あちこちカギをかけたりしないで、のんびり過ごしてみて、初めて、みんなが息を潜めるようにして暮らしていたのだと気づいた。
ババだけでなく、家族も限界だったのかもしれない。
明日は、別の老健の見学の予定。
電車で駅3つ。その後バス。車がなかったらけっこう不便なところだ。
40歳を過ぎてから免許を取ったけれど、これは正解だった。