ジジのお着替え
昨日水曜日はジジババそろって「デイ」の日だった。
ところがババ曰く「もう!大変だったのよ~」
どうやらジジが、ババがいる部屋に何度も来てしまうらしい。
「一緒につれて帰ってください・・・・」というのだ。
そのたびに、ジジのいる「のびのび」からお迎えに来てくれるのだが・・・
ジジがそばに来ては、ババの気分転換にならないので、「デイ」のひとも
「どうも、すみません」と謝ってくださるそうです。
そうはいっても、ねぇ・・・
私はのんきに「よかったじゃない。ババのことわかるんだねぇ・・・」と思ったのですが
ウーム。困ったものです。
さて、今日は、痴呆の診療に精神科・心療内科に行く日です。
私「したくできた?」ババ「ねー!もうしらない!」
???ジジの部屋をのぞくと、ズボンの上にシャツが出てる。その上にカーディガン。
よーく見ると・・・十二単だ!!
シャツの上に、パジャマ+ふだん着ているYシャツ+薄手のセーター
ここまでを、ズボンの中に裾をしまっているので、おなかはパンパン。
さらに、その上に、お出かけ用のYシャツ+厚手のカーディガン。
きわめつけに、ズボンのすそを2回折り曲げている。
うーん、病院に、このまま連れて行けばいいんじゃない?と、思ったりして。
でもまあ、これじゃおなかが苦しいよね。ぜーんぶ脱いで着替えてもらいました。
ババ「ちゃんと着替えるものを順番に並べて、右からじゅんばんにきていくのよ!」
といったのに~(右と左がよくわからなくなってるし)
・・・だからぁ~。それが無理なのにねぇ。
だいたい、ジジはいつも小奇麗なかっこしてるんだから、そんなよそ行きのズボンはかなくったっていいのに~。
ズボンはくときに、けっこう悩んでるの、ババはそばで見てないから気が付かないのよね。
と、思いつつ・・・まあそれがババだからしょうがないのか。
さて、神経内科。
大きな変化はないのですが、介護認定の主治医になっていただくので
やはり、時々は行かないといけません。
ジジの状態と、ババの悩みを聞いて、先生曰く
「もう、こちらの世界に戻そうとしても無理です。あちらの世界を尊重した方がお互いに楽ですよ。」
そうなのか・・・でも、頭ではわかっても、なかなかババはわかんないのよね。
で、今度は痴呆を介護する「家族会」などに参加していろいろとお話をしてみたらいいとアドバイスをいただきました。
そうすれば、痴呆介護の実態がもっとよくわかるし、悩みも話せるようです。
「家族会」捜してみよう。
帰りにお昼を食べてきた。お店を出て、誰かを捜しているジジ。
「あれ、女の人がどこか行っちゃったよ」
ババのことじゃなくて?なんだかもう一人いると思ったらしい。
(なんたって、家族という認識はないんだからしょうがないが・・・)
ついでに、スーパーで買い物もする。
カートを押して、ついてくるジジ。
ババ「いい、ここにじっとしているのよ」といいおいて、自分はあちこちウロウロ。
(なんと、じっと待っているのだ)
かといって見えなくなると、「オーイ。オーイ。」と呼ぶ。
ジジババ2人を連れて買い物に行くと、けっこう疲れるなぁ。
ジジ一人の方が、楽~。
・・・・こうして、私の休日は過ぎていった~