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時給いくら?

今日は「魔の木曜日」ジジのデイサービスがない日だ。
午前中、マッサージに行って来るから、ジジ見ててね~とババはお出かけ。
うーむ、買い物に行こうと思ってたんだけど・・・しょうがない。
ジジを連れて出掛けることにする。

「出かけるよ~。靴下はいて~ジャケット着て~」いそいそと車に乗り込むジジ。
近くの西友は石神井川の川沿いにある。駐車場に車を止め、買い物の前に、
護岸改修工事が終わった遊歩道を散歩する。
背中に温かい日差し。よちよち歩きの幼児。
手すりから川を覗くと体長60cmは超える大きな鯉が沢山泳いでいる。
オレンジ色・白・黒・錦鯉もいる。
「大きいね~。いち・に・さん・し・・・」と数を数え始めるジジ。
たまには、こんな散歩に連れ出すのもいいなぁ~

橋を渡って向こう側に、夫婦と思しき二人連れ。
男性が声をかけてきた「お姉さんも、散歩の付き添い?」
「ええ、そうなんです」
「ねえ、時給どれくらい?」
「ええ????あの…これ、うちのおじいさんです」
「そうかぁ・・・家の孫も、散歩に付き合ってくれないかなぁ・・・・」

どうやら、奥さんが痴呆のようだ。生気のない、うつろな目。
まだそんなに高齢じゃない。たぶん、60代だろう…
穏やかな日差しの中を歩く人々には、いろんな人生があるんだなぁ。

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