深夜、階下で
なにやら物音がする。ジジがトイレに起きた…
しばらくすると、ペーパーをカラカラまわす音。床をこする音…
???もしや…
こんな深夜まで起きていないで、さっさと寝てしまえば、気づかずにすんだのに…
今日に限って、ババはワインなんか飲んで「これで朝までゆっくり寝れるわ」などといってたし…
だけど、そのまま乾いちゃうと、明日の朝、オシッコくさくなっちゃうしな~
と、私の心の中で葛藤が繰り返される。
観念して、雑巾を手に階段を下りると、パンツもはかず床を拭いているジジ。
やっぱり~しょうがない。
ジジをトイレから連れ出し、身支度。
ジジはジジなりに、ちゃんとしようとしているのだ。
年をとれば、誰だって,あちこちゆるんでくるのは仕方がない。明日は我が身だ…