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面接

今日は特養のかたが、病院までジジの面接と聞き取りに来てくださいました。
ベッドでいつものように口を開けてうつらうつらしているジジ。喉の奥には白くタンが絡まっているので、時々咳き込むのだが自力では吐き出す事も飲み込む事もできないので辛そうだ。もしかしたら、これがそのまま気管に流れ込んでいくのかもしれない。
時折目を開け、天井を見つめている。その視線の先に顔を出せば、「あれ?」と認める事はできる。

病院の相談員の方と、特養から相談員と看護師さんが見えて、ジジに関する聞き取り開始。
現在の体の状況、介護の仕方、ふだんの生活についてポイントを掴んで聞いていくので、そばにいる私にも、ジジが今いる状況がわかってきた。

この半年で思った以上に状況は進んでいるようだった。
微妙に続く微熱。時折37~38度になる。→点滴
タンの吸引→夜間も3回。
着替え、お風呂などの行動の理解ができないので→介護抵抗
生来の怖がり→機械浴は無理。
体重の低下・・・

面接ではタイミングよく目を覚ましていて、看護師さんの問いかけに珍しく言葉が出てきた。これには病院の人も、久しぶりだわ!と驚いていた。
むくみもなく、手を握ったり、する力はけっこう強い。ジジに声をかけながら、様子を見てくださった。

・・・・・
病院側
もっと体力が回復して、元気だったら、「ご自宅から近いし、特養が決まって良かったですね。」と喜んで送り出してあげたいのですが、療養の面で、現状ではとても心配です。

特養側
素敵な笑顔も見せていただけたし、「うちで、大丈夫ですよ。ぜひいらしてください。」といってあげたいところなのですが、夜中の吸引は、生活リズムを工夫する事で改善が見込まれる可能性はある。けれども、体重の急激な減少を見ると、肺炎によって体力を消耗させているようだ。せっかく特養にきてもらっても、またすぐ、「提携の病院に入院→よくなったら特養にもどる」ということを繰り返しそうな気がする。
特養では、様子を見ることしかできないし、点滴もできない。病院との移動も、負担になるかもしれない。
いずれにしても、主治医に報告して、介護現場とも相談して受け入れられるか決めることになります。

というお話でした。まあ・・・多分現状を見た私としても、無理だろうなぁ・・・と思いました。
けれど、今回特養さんのお話があった事で、たまに見に行っただけでは、まったくつかめなかったジジの現状が(看護師さんや相談員さんがいろいろと質問してくれたおかげで)よくわかりました。

遠いところまで、足を運んでくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。特養の方たちが皆さん本当に感じのよい方ばかりで、これもとっても嬉しかったです。

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