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2008年4月24日

ジジ 永遠の眠りに

2月29日 ジジが永眠しました。
先日 四十九日の法要と納骨も終え、ようやく一段落ついたところです。

・・・・・・
2月28日
ジジの体力が落ちてきているので、家族が呼ばれました。

一週間前とあまり変わらない様子で、静かに寝ている。
ただ、微熱も続き、胃ロウも栄養が吸収されない。腸の働きも悪くなってきている。
点滴も、なかなかはいらなくなってきています。心臓も弱くなってきているし、
恐らく、あと一週間くらいで・・・

そういわれて帰ってきたのだった。

珍しく一緒に行ったババに、ジジがにやっと笑ったように見えたのは気のせい?
ただの筋肉のけいれんか?
「ジジが笑ってくれた。と思えば、それが真実」

あと一週間。3月になれば、もう少しでお誕生日ね。そのくらいまで頑張るんじゃないかな?

そう思っていた翌日早朝、電話で起こされた。「先ほどなくなりました」
急いで車で病院に向かう。昨日とあまり変わった様子もなく、なんだかまだ眠っているみたいだった。


悲しんでいる間もなく、遺体を引き取らなければならないので、バタバタと葬儀社に連絡を取り、斎場や日程の調整をする。
病院の支払いを済ませ、寝台車で仮安置の斎場へ

告別式の段取りを打ち合わせ、納棺だけは家族でその日のうちに行った。
次女が枕経を上げてくれた。きっとジジは喜んでくれただろう。

通夜・告別式とセレモニーは粛々と進んで行く。
お葬式に出たことはあるけれど、葬式を出す立場になったのは初めてで、本当にわからないことだらけだった。

葬儀が終わったら、次々といろんな手続きが待っている。
年金の死亡届と請求。介護保険。健康保険の届け。住民票や課税証明 戸籍の書類も幾つか集めなくてはいけない。意外と面倒なのはNTT。さすが昔は天下の電電公社・電話加入権は相続と同じ扱いらしい。

それと平行して、香典返しや四十九日の準備。
仏壇と墓石も整えなくてはいけない。
仏壇やさんを何軒も回ってみたり、公園墓地でいまどきの墓石を見学したり・・・
わからないことだらけでした。

預貯金も、亡くなったら口座が凍結されて、お金が引き出せないと噂に聞いていたけど、
それは、有名な人ならそうかも知れないけど、一般の市民なら普通預金ならカードで引き出せるらしい。知らなかったなぁ・・・

とにかく相続には生まれてから死ぬまでの戸籍の書類が必要で、その戸籍も何枚も何枚もいるのだ。ジジなんて生まれてからずっと同じ場所にあるのにね。戸籍の改製が何度もあるので、その回数分書類が必要なのだ。手数料だけでも馬鹿にならない。

税務署の手続きもあるし・・・土地登記の名義変更もしないと。

とにかく、何一つやるのにも、母の委任状がいる。めんどくさい事この上ないけれど、これを全部80歳の母にやれというのはどう考えても無理な話。
人がひとりいなくなるというのは、何かと大変なことです。

父が老健・病院に入って約2年。
家に、ジジがいないのには慣れているので、あまり寂しさは感じない。
なんだか、まだ病院に入院してるような気もするし、商店街を歩いていれば、向うの方から歩いてきて「よ!」っと手を上げてニッコリ笑うかもしれない。姿の似たおじいさんを見かけると「あれ?どこいくの?
」と、声をかけそうになる。ああ・・・もう歩けないんだっけ。

夕飯の支度をする時。今日は何人だっけ?
ジジと〇〇がいないから・・・7-2で5人分ね。
私の頭の中では、まだ家族の基準値は7人のままだ。