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歯磨き習慣

本来なら、毎食後にすればいいのでしょうが、それはちょっと無理。
最近は夕食後に、ジジを歯磨きに誘うのが私の習慣になった。

ジジが部屋に戻る前に、「トントン」と肩をたたく。
(どんなに大きな声で「歯磨きしましょう!」と叫んでもよくわからない。)
洗面所に誘導して椅子に座らせ、コップに水を入れ、まず口をゆすいでもらう。 
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入れ歯をはずすしぐさをして、入れ歯を取ってもらい、さらに口をゆすぐ。
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歯ブラシを渡し、思う存分、気になるところを磨いてもらう。
(最初は私が全部磨いていたのですが、それだと、依頼心が強くなって、ただ口をあけているだけになってしまう。できることはなるべく自分でやってもらったほうがいい。)
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その間に、入れ歯を別の歯ブラシで磨き、いれば洗浄剤につけておく。
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本人が自分の納得のいくまで磨いてもらった後に、歯間ブラシを使って細かいところを磨き、仕上げに全体に歯ブラシを当てる。
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更に、もう一度、ジジが納得するまで磨いてもらう(自分で磨いたのに忘れちゃうから)     ↓
入れ歯をもう一度洗い、下の歯から装着してもらう。
(依頼心が強くなると、歯医者さんみたいに、入れ歯も入れてもらおうと思って口をあけて待っているのだ。) 
すかさず、上の歯を渡す。
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鏡を覗き込んで、歯磨き終了。
(ありがとうございました。とか、ごちそうさまでした。と、いうのね。まあヘルパーさんみたいなもんです)

確かに、一人で歯磨きを任せてしまうのは無理だけれど、かといって、まったくできないわけでもない。そばにいて、足りないところを手助けすればいいみたいだ。

介護って難しい。やさしく、何でも手伝ってしまうのでは、自分でできることもしなくなってしまう。
できないのではない、やること、やり方を忘れてしまっているだけみたいだ。
それにしても、やはり、目配りが大切なんだろうなぁ・・・
その目配りが、なかなか十分にはできないのね。

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