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2007年2月24日

「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」

無認可の介護施設での、虐待報道に驚いた。ニュースの映像を見る限り、ひどい・・・
どんな状況で、こんなことがおきたのか?悲しいことだけれど、複雑な気持ちだ。

ここに入所している人の家族の思いはどうだろう。無論、虐待されている事実は耐え難いことだと思う。でも・・・。多分、家族が介護できなくて、施設にお世話になっているはず、病院や公的な施設で受け入れてもらえないから、やむをえなくてここにいるんじゃないだろうか?
本当のところはわからない。でも、この施設がなくなって、家に帰されたとしても・・・今度は家族が犠牲になり、家族による虐待が起こるんじゃないかと、とても不安になる。とても他人事には思えない。

時々、巷の話で聞くのだが、お年寄りを預けている施設に、面会にいく時には事前に予約をする必要がある施設があるそうだ。予約があると、きれいに身づくろいをさせて、面会室までつれてきてくれるという。ふだん生活している居空間には入れないらしい。

そういう観点から見ると、ジジが入院している病院は、いつでも面会が自由だし、病室(4人部屋)もいつもドアが開いていて、大きな窓から庭が見える。もっとも、ジジはいつもベットにはいなくて、みんなが集まるランチスペースにいるのだが・・・家族が来れば、外出もできるし、前庭で孫たちと過ごしているお年寄りもいる。少なくとも月に一度はきれいに散髪して爪も整えられている。
多分・・・うちにいるよりは、手も目もかけてもらっているだろう。
ジジの落ち着いた表情を見ても、いい病院に出会えて、私は幸せだ。

2007年2月21日

ノロウィルス

「○○病院です」
電話がかかってくると、いつもドッキリしてしまう。
ジジに何かあったのか??

でも違った。病院内でノロウィルスと思われる患者が発生しました。
病棟は違いますが,安全のために,20まで面会を控えてください。
という連絡があったのが2/12日。

そして、20日、再び連絡があった。
ジジの病棟でもノロウィルスが発生したので、2月いっぱい面会を控えてください。
抵抗力のない高齢者ばかりだからなぁ・・・看護師さんや介護士さんも大変だ。

私は、病院が遠いので1月に1度しかいけないけれど、近くの人は食事の介助に毎日顔を出している人もいるらしい。もう少し近いといいんだけどね。

2007年2月10日

チョコレートムース

今日は都合により、ひとりでジジのところに行かなければならない~と思っていたら、
ババが「私も連れて行ってもらえるかしら~??」というので、二人で出かけた。

先月は靴でなくモコモコ靴下だったので、もう足は元に戻らないのかと思っていたら、今日は、靴を履いて、椅子に座っていた。
8月に入院していらい、ジジが車椅子でないものに座っているのを見たのは初めてだった。
足の腫れが引いて、靴になったから、少し移動させてもらえるようになったのかな?

バレンタインのチョコをお土産に持っていったので、1階のラウンジでお茶を飲むこととにする。
けれど、ジジは見慣れない風景に落ち着きなく辺りを見回している。暖かいココアとチョコレートムースでようやく安心したようだ。

ババは「ねえ、わかる?わからないの?」としつこく質問していたが、半年も会ってないのだし、大体家にいる時から、誰だかわからなかったのだ。家をでてから11ヶ月・・・わかるわけないのに、やっぱり、「ねえ、わかる?」と確かめたくなってしまうのね。

ジジは、わからないなりに、私たちが笑うと、一緒に口をあけて笑ってくれる。楽しい雰囲気は共有できるみたいだ。一ヶ月に一度しかいけないけれど、それでも、やっぱり会いに行けばジジにとってもいいことなのかな?家にいた頃の、困ったような眉間のしわがなくなって、わからないなりに、落ち着いた穏やかな表情を見ていると、ここに来てよかったのだと思う。ジジにとっても、家族にとっても・・・
じじまたね。元気でね。