著者:金子満雄
出版:海竜社
初版:2003.10.10.
紹介:目次の紹介
・痴呆は生き方の総決算である・早期痴呆は先手必勝で必ず治る・ここまで進んだボケ診断法、最前線・ボケはなぜ起こるのか?・ボケない鍵は感性にあり・生き方を変えればボケは必ず治る・ボケはどこまで進行しているのか・家族でできるボケ回復
①親子で、夫婦で早朝散歩②遊び(音楽 トランプゲーム 囲碁将棋 趣味)③家庭の団らん
コメント:確かに、こんな生活をしてたらあっという間にボケてしまうのだと、納得させられました。同じ家に暮らしていても、実際は「独居老人」と同じだったりするわけで、いろいろと反省させられる点も多く、もしも今からでもできることがあれば、ボケが回復しなくても少なくとも今以上に悪い状況にならないように、意識を変えていきたいと切実に思った。
モブノリオ氏の「介護入門」と共に、手元に起きたいと思う一冊です。
2004年10月アーカイブ
著者:熊谷達也
出版:文藝春秋
初版:2004.01.30.
紹介:大正年間、身分違いの恋から故郷を追われたマタギの青年、炭鉱の渡り鉱夫となっても、マタギの血が騒ぐ。新しい村に受け入れてもらうための条件とは?松橋富治の波乱の人生を描く。
奔放に生きてきた富治を巨大熊に向かわせたものは何か。自然に対する畏敬の念あふれる雄大な物語。
コメント:「大正時代・マタギ」という、私にとってなじみも興味関心もほとんどない設定の物語だったので、読み始めは最後まで読み通せるか多少不安だったのだが、そんな懸念はまったく必要なく、20ページを過ぎた頃からはどんどんマタギの世界に引き込まれてしまった。
マタギだけでなく、文枝とのこと、炭鉱での小太郎との出会い、新しい村での生活と狩猟組。そして一人で立ち向かった山の神様と巨大熊・・・
読み終わったときにはなんともいえない深い感動が私を捉えた。
著者:金子満雄
出版:角川文庫
初版:2003.02.25.
紹介:”ボケるボケないは、それまでの生き方、ライフスタイルが左右する!”
同じように歳をとって、どうしてボケる人とボケない人がいるのか。
老人性痴呆は生活習慣病、とする著者の長年医療現場での経験に基づいた“ボケないための秘訣”には、よりよい人生を生きるためのポジティブなヒントがいっぱい。
「家族の愛がボケを救う」「恋をする人はボケないが、浮気をする人はボケる」「要注意!こんな働き方、こんな趣味」など、具体的かつユニークな実例が並ぶ医療エッセイ集。
コメント:歳をとってボケるのは、避けられない仕方のない部分があると思っていたが、そうではなくて、その人の生き方やライフスタイル・あるいはそばにいる家族の影響がとても重要であるらしい。
自分がボケないためにどうしたらいいのか、いろいろと考えさせられた。
著者:楠見朋彦
出版:文学界6月号
初版:2004.06.
紹介:見かけだけの2t保冷車。荷台に積まれたのは貴重品。
産業廃棄物専門の運搬を仕事にするタケルには、自分が運んでいる「物」について、その行き先しかわからないのだった。しかし今度の荷物には、もう行き先がない。
コメント:怖かった。読むにつれて次第に・確実に怖さが増していく。灰皿がいっぱいになったら、とりあえず別の灰皿に移し、また別の場所に移す。そして最後は床に捨て、足で蹴散らしてしまえば…とりあえず、目の前にあった灰皿は片付き、おいしいお酒が飲める。床は…海と同じ。
処分に困る医療廃棄物や放射性廃棄物。しかしそれらを使っているのも私たち自身なのだ。
著者:金原ひとみ
出版:集英社
初版:2004.04.
紹介:蛇にピアス」もギョッとしたけど、こちらもねぇ。
ルームシェアした男友達の部屋から赤ちゃんの泣き声。
はぁ~
なんかね・・・「蛇にピアス」もそうなんだけど・・・フームとうなってしまいます。
わからないわけじゃないけど共感はできない・・・。おもしろいと一言ではいえないなぁ・・・。
だって、赤ちゃんを性的なおもちゃにしちゃう人が出てくるんだもん。
コメント:
著者:モブ・ノリオ
出版:文学界6月号
初版:2004.06.
紹介:玄関先で転んで、身体が不自由になった祖母。祖母の自宅介護を選択した、母と孫の俺。
夜中2時間おきのおむつ替え。介護の現状とそれを取り巻く傍観者たる親類。祖母を食い物にするたちの悪いヘルパー。
しかし介護は地獄ではなく、むしろそれまでの自分の生き方すら見つけられなかった「俺」にとっては、祖母と母との生きる共同作業だ。
29歳、無職の「俺」。寝たきりの祖母を自宅で介護し、大麻にふける-。饒舌な文体でリアルに介護と家族とを問うた衝撃のデビュー作。(文学界新人賞・芥川賞受賞)
コメント:介護の経験もない私が、何を言うかと思われるかもしれませんが、作者の気持ちが良くわかった。「介護入門1」と記されたその言葉の一つ一つが真理をとらえていると思う。「手元におきたい一冊」
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