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2005年12月28日

今年最後のデイサービス

水曜日はバス時間が8:57分なので、ジジババが一緒に家を出るためにはけっこう支度があわただしくなります。
今朝も、迎えのバスがきたら、ジジを怒鳴りつける声。
「バスが来たから、早くコート着るのよ。何回言ってもわからないわね!!」とコートを投げつけている。
声を荒げなくても、さっさと着せて、玄関まで引っ張ってくればいいのだ、なんと言う事もない。
でもよく見たら、ババがまだコートを着ていない。
(なーんだ、自分の準備が出来てないから、ジジに八つ当たりしてるんじゃない~)

ジジは、エンジやレンガ色の洋服や小物を着せようとすると、「これ、赤いな~」と難色を示します。
けれど、ババに言わせれば、「お父さんが、これがいいって買ったんじゃないの!!」
確かに・・・まだこんなにボケがひどくなる前に…でも、多分ババが主導権を握っての買い物に違いない。

しかし今は、すっかり昔の人の意識(赤いものは女性用)と思っているジジ。
毎回、抵抗する→「お父さんが気に入って買ったんだから」と着せたいババ→抵抗するジジ

うーむ。どちらの気持ちもわかるんですけどね~

今日は今年最後のデイサービス。
お正月のドアリースをそれぞれ作ってきたので、我が家には全部で5個もある。
さーて、どこに飾ろうか・・・(飾ると、デイの職員さんたちが、けっこう喜んでくれます)
さらに、有料「生け花」を申し込んだババは、お正月の花も持ち帰り、活けてくれました。

デイサービスのおかげで、我が家に季節感があふれています。

2005年12月27日

ジジはマイペース

朝起きてきたババ
「今朝、知ってる?4時頃、何か人の気配がすると思ったら、ジジが起きて、ダイニングに座ってるのよ!?」
ジジ曰く「もう、ご飯だろう?」
また、時間が混乱している。しかし、誰もいない寒いダイニングで、素足でパジャマのままで、じっとご飯を待ってるジジって・・・ババが気が付かなければ、いつまでも待っていたのだろうか?

そして今朝、なかなかすっきりと起きないジジ。そりゃ、4時から起きていれば寝覚めも悪いだろう。デイサービスに行くのにグズグズしている。もっとも、ジジにはそんなことわからないのだ。
出かける準備を整えたとたんに、トイレ…お迎えのバスが来ても、トイレ…
「もう一回りしてから、もう一度迎えに来ます」と職員
まだ、トイレのジジ…(これは、デイまで送っていかなくちゃダメかな?)

25分後。2度目のお迎えのバスがきても、ゆうゆうとズボンをはいている。
コートを着せようとすると「手が出ないよ~!」
ライナーとコートの間に腕が入ってる…。ヤレヤレ…小さな子供より、手がかかる。
いつもより、30分遅くお出かけ。

さて、今年のデイサービスもあと二日。
今週は毎日、お正月の飾りを作るプログラムが計画されているのだが、ジジ・ババ2人で行っているので、3日間で合計5個の飾りを持ち帰ることになる。どうしよう?こんなに…
ちなみに、先週はハギレで作ったクリスマスリースを作ってきた。5個!
こちらは、リボンに5個並べて取り付け、玄関のドアに飾りつけたのだが…それなりにかわいい。

実は昨日、ジジの兄嫁が亡くなったという知らせがあった。
ジジと同じ年の86歳。夕方急に熱が出て「急性肺炎」だそうだ。

ジジに説明しても理解できないので、デイサービスに行った後、ババを連れて伺う。
通夜・葬儀はデイサービスもお休みになるので、私は、ジジ担当で留守番を頼まれた。
しかも、ババはジジの介護の精神的苦痛について、新たな聴き手を得たのでなんだかとても嬉しそうにしている。おしゃべりが止まらない~。

大丈夫かな?ご不幸の席で・・・顰蹙を買わないかしら?

2005年12月26日

深夜、階下で

なにやら物音がする。ジジがトイレに起きた…
しばらくすると、ペーパーをカラカラまわす音。床をこする音…
???もしや…

こんな深夜まで起きていないで、さっさと寝てしまえば、気づかずにすんだのに…
今日に限って、ババはワインなんか飲んで「これで朝までゆっくり寝れるわ」などといってたし…
だけど、そのまま乾いちゃうと、明日の朝、オシッコくさくなっちゃうしな~
と、私の心の中で葛藤が繰り返される。

観念して、雑巾を手に階段を下りると、パンツもはかず床を拭いているジジ。
やっぱり~しょうがない。
ジジをトイレから連れ出し、身支度。
ジジはジジなりに、ちゃんとしようとしているのだ。
年をとれば、誰だって,あちこちゆるんでくるのは仕方がない。明日は我が身だ…

2005年12月21日

認知症の行動

朝の着替え、「このシャツを着るの」
「へ?!」
シャツの袖に足を通そうとするジジ…
「着れないよ…どうやって着るんだ?教えてくれよ~」

夕食時テーブルについて
「いや~久しぶりに、食べ物にありつけるな」
???

そういえばデイサービスの連絡帳にお昼のご飯を残したって書いてあったけど…
5分前の食事だって忘れちゃうジジだから、久しぶりの食事かもね~。
それにしても、他人が聞いたら、虐待だと思われちゃうよ。

深夜、パチパチと電気のスイッチを押す音。5分経過
行ってみると、トイレの電気を消したりつけたり。
下半身はパンツのみ。体が冷えてしまう。

部屋に誘導、寝かせようと思うが、パジャマのズボンは???

「あった!!」布団の奥のほうに丸まってた。
横着して、布団の中で脱いでたんだ。生活の知恵か?

2005年12月19日

認知症の「十二単」

ジジは耳が遠い。なので、認知症で理解力が不足している上に、会話でのコミュニケーションがかなり困難になってきている。
その部分を、ジジは自分なりに、考え行動しているのだが、「これでいいのかな?」と不安に思う事も多いらしくて、つい何度も確認をしたくなる。
ところが、この確認も言葉では通じないので困ったことになる。
どんなに大きな声でどなっても、まるっきりトンチンカンな返事が返ってくるのだ。
これでは、家族はたまらない。
で、もうこれは『ジェスチャー』か、あるいはジジが諦めるまで放って置くかどちらかしかない状況にある。

うまくいけば、大きな声を出さずに誘導できる。がしかし、5分後にまた忘れてもどってくる事も再三だ。もう、これは根競べ。

さてさて、お風呂から上がって、夕食に出てきたジジ。
パジャマのズボンなのに、上は昼間着ているウールのシャツを着ている。それも、ピッタリ首のボタンを全部締めている。
「あれ?パジャマの上着は?」と思ったら…
下着のシャツの上にパジャマを着て、その上にカーディガンを着て、さらにウールのシャツを着ていたのだった。
うーむ。やせっぽちのジジだからできるんだわ!
まさに認知症の典型的症状「十二単」なのでした。

さて、今日からババのデイサービスが月・水になった。
今まで行っていた金曜日に「エッチなおじいさん」がいて、それがとても耐えられないと訴えてきたのが先週。
「そんな嫌な思いを我慢してまで、デイに行かなくてもいいのよ。ケアマネさんに相談してみたら?」とアドバイス。相談したらその日のうちに施設に交渉してくれて、変更が決まりました。
どんなところにも、いろんな人がいて、問題はある。ババは「いい年してそんなこと言ったら我が儘だと思って、半年も我慢してたの。」というけれど、受け止める人によって感じ方もマチマチ。
相談しても、どうにもならない事もあるかもしれないけれど、うまく対応してもらえる事もある。今回も、デイやケアマネさんに良くしてもらって、感謝感謝!

2005年12月 8日

インフルエンザ予防接種

e1.jpg今日は、魔の木曜日。
ジジはインフルエンザの予防接種に行った。よーく言い聞かせたらおとなしく注射を受けてきたらしい。よかったよかった。

昨日、ババがデイサービスで書いた絵を持ち帰った。「絵画セラピー」というプログラムがあるそうだ、ところがババは子供の頃からお絵かきが嫌いで、このセラピーもババにとってはストレスだったらしい。
けれども、回を追うごとに、絵にいい味が出てきている。
並べて壁掛けにすれば、それなりの作品の出来上がり。
恥ずかしがっていたババも、ちょっと自信が付いたみたいだ。


ジジは相変わらずだ。耳が遠いせいもあるけれど、会話が成り立たない。
まるで、フランス人とメキシコ人が一緒に生活しているようなものだ。
言葉も、生活習慣も全く違う・・・海外からのホームステイが家にいるとおもえば、少しは気が楽になる。
・・・と油断したとたんに、やられた!
トイレの前が・・・(;>ω<)/

2005年12月 5日

変わらぬ日常

朝、着替えて部屋を出てきたジジと遭遇。
ババにいわれたとおりの服を着て、その上に、きっちりと
パジャマの上着を着込んでいる。

あー!そのまま、ダイニングに行ったら、また怒られちゃう!
急いで、パジャマを脱がし、いつものごとくズボンの中に押し
込んだセーターの裾を引っ張り出す。これで大丈夫!!

と思ったら甘かった。

「首の、一番上のボタンは閉めないの!!」気づかなかったな~
とは言いつつも、今日はデイサービス。ホッと一息。

さて、ババは最近腰の調子がまたひどくなり、今日はMRIを撮るという。
あんなに大騒ぎして作った、腰痛のベルトもきついとか痛いとか言って
使ってない。まあ、あわないんじゃしょうがないけど・・・
体重を減らせばいいのだけど・・・痛み止めの薬と一緒に飲む胃薬の
せいで、よくお腹が空くらしい・・・なかなか体重は減らないらしい。

コレステロールの値も、心配するほどではなく、食事を注意すればいいのだが・・・
イクラもタラコも毎日の鶏卵もフライも大好き。やめられない。
で、曰く・・・
「もういいの。コレステロールを下げるお薬を飲んでるんだから、
食べても大丈夫なの」
うーん。そうなの???これって確信犯だ…

2005年12月 3日

ジジ 脱走を試みる

デイサービスがお休みの土曜日。お天気がよければ、外にでたくなる。

といっても、出ていかれては身の安全が保障されない。
玄関に取り付けた秘密のカギが威力を発揮した。しばらくカギをさわっていたが
ババに見つかり、あえなく断念。
  
その後、ババが病院に行き、娘が学校に出かけた。
玄関脇のダイニングで昼食の用意をしていると、2階から息子が駆け下りてきた。
「いま、玄関が開いたけど、誰か出て行かなかった?」


???行かないよ?娘じゃない?

念のために玄関を開けてみると、なんとジジが外にでていたのだった。
!!!娘が、家を出たときに、鍵を閉めなかったんだ!!
それにしても、すぐ隣にいても、ジジの歩く音が静かで気が付かなかったとは
恐ろしいことだ。油断も隙もあったものではない。

午後は、きっちりと秘密のカギを施錠しておいたのだが、
「一日、玄関をウロウロしてた~」「15分以上鍵をカチャカチャいじってたよ」
と、息子。今度は玄関の鍵が壊れちゃうんじゃないだろうか?

それにしても、言い訳だけは立派。
いや、玄関がちゃんと閉まってるかな?と確かめてるんだ・・・。
で、外にでたあとは、家のまわりにゴミが落ちてるから…(落ち葉はきりがないのに)
そして、あんなに戸締りを気にするくせに、自分が出たあとは、鍵を開けっ放しで
ものすごいスピードで歩き出すのだから、ビックリしてしまう。

ババじゃないけど、お休みの日は雨が降って欲しい~