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2005年4月28日

美術館

今日は休みなので、ジジを『ちょっと、ひとまわり』につれて出かけた。
車をスーパーの駐車場に止め、図書館へ。
「大きな本屋さんだなぁ~。図書館みたいだ!」(笑)
絵本のコーナーで、字の大きな絵の見やすい本を探す。
できれば、文字数の少ないほうがいい。

・「おふろだ、おふろだ!」文:わたなべしげお え:おおともやすお
・「たべもの」文:中江俊夫 え:伊藤秀男
・「パディントンのきょうはなにする?」

図書館の上にある美術館に立ち寄る。75歳以上は無料です。
声を出してタイトルを読み、絵を見てなんとなく感心している。
色彩が豊かな絵が多くみていても楽しい。
しかし、半分位みると「どうやって帰るんだろう?」と不安になり始めた
もしかしたら展示室に窓がなく、迷路のように感じたのかもしれない。

美術館からスーパーへ。カートを押してピッタリ付いて歩き
私がカートに放り込んだ品物を、きちんと並べている。
買い物した荷物は、必ず「もってあげるよ」と声をかけてくれるのでありがたくお願いする。

さて、家に帰って服を脱ぎ始めてビックリ!!
なんと、洋服と下着の間に、きっちりとパジャマの上下を着込んでいた。
袖口も、衿元もきっちりとボタンを留めているので見えなかったのだが・・・
暑くなかったんだろうか・・・?

2005年4月24日

どこか連れて行ってください。

基本的に、我が家の休日は、朝食セルフサービスである。
起きた人が、自分の食べたいものを用意して食べる。
なので、私は久しぶりの休日ということで、目が覚めるまで寝ている。
(ふだんは娘の部活の朝練で、毎朝4:30起床。お弁当と家族の朝食を用意して
娘が遅刻しそうなときは、学校まで車で送り、その間に洗濯をして、それから自分が仕事に行く)
オー!こう書くとすごくハードな毎日!!
なので、休日はセルフサービスなのだ。

さて、朝早々とおきて、「もうご飯食べさせてもらえますか?」とジジ
「まだだよ」と夫。ジジのご飯はババの担当。

ようやくご飯を食べ、自分のすることがなくなれば、外はいい天気。
ジジ「ちょっと一回り・・・」とウロウロ始める。
ババ「ひとりで外にでちゃダメ!!」
ジジ「じゃあ、どこかに連れて行ってください。」
ババ「知らないわよ。いいからそこに座ってなさい。!!」
・・・・・・一日は長いなぁ。

ということで、ジジと郵便ポストまで歩いていくことにした。
あまり車の通らない道、「エンヤートット・ドッコイホラセ」
ジジが自分のペースよりも早い速度で歩くと、この掛け声が出る。いい運動らしい。
帰りは、あちこちに咲く花を眺めながら、のんびり寄り道。
「おおむらさきつつじ・どうだんつつじ・芝桜・チューリップ・・・」
立て札は読めるらしい。
「あか・きいろ・しろ・・・きれいだね~」
としばらくは、花を眺めているが、しばらくすると
「家に帰れないな~。どこに来ちゃったのかな~」ほんの3分の場所でもわからない。
この言葉が出れば、もう家に帰っても満足するはず・・・家が見えるとちょっと安心する。
門の脇の表札を確認して・・・「ここでいいんだな」
家に入って、自分の部屋の仲を覗き込んで「ここで、いいんですか?」
・・・・ジジの部屋にも表札つけておこうかな?

2005年4月19日

家族会

神経内科の先生に地域の「認知症患者の家族会」への参加を勧められた。

「家族会」といっても、いつも行っている「デイ」にはなかった。
区の福祉事務所に問い合わせると、区内に2団体・保健相談所で尋ねることにした。

「家族会」というのは、保健所が主催しているのではなく自主的な任意団体らしい。
二つのうち、どちらも月に一回。月曜日と水曜日に活動していた。
水曜日はババの「デイ」があるし・・・月曜日にしようかな・・・

そこで、ババに「家族会があるんだって、行ってみない?」と声をかけると
「え・・・?ウーン、だって私が行ったってしょうがないし・・・」

(・・・あのね、ケアマネさんが来ても・看護士さんが来ても・神経内科の先生にも大変だ大変だと、話を聞いてもらってるのはババでしょう?。介護の苦労を話してストレスの解消をしてるのはババなんだから、そういう話をするための場として「家族会」の参加なんだけど・・・)
と、面と向かっては言わないけどね。

「だって、主にジジの介護をしてるのはババでしょう?じゃあ、ババも行かなくちゃぁ」
と、言っておきました。
仕事の休みをとって、ランチのついでに誘えば、ホイホイ付いてくるに違いない。

2005年4月17日

結婚記念日

今日はジジとババの結婚記念日です。56年だって。
よくもったわね~。と、ババ。

おやつのケーキを前に、ご機嫌のジジだけど、結婚記念日など知るわけもない。
だって、奥さん忘れちゃってるんだもん。まあ、それはそれ。

追記)
やった!!(;>ω<)/
また歯ブラシで、髪の毛をとかした!
ふぅ・・・いいんですよ。身だしなみを整えるのは・・・とってもいいんだけど。

2005年4月15日

ブラシ

日々の生活は単調だけど、時々ジジの行動には驚いてしまう。

今日は歯ブラシ。夕食後、入れ歯をはずして、念入りに歯磨きをするジジ。
その間に、入れ歯を洗浄液につけて・・・おとなしく歯磨きをしているのでちょっとその場を離れました。

そして歯磨き終了。お薬を飲んで、入れ歯を装着して・・・
ふと、歯ブラシを見ると、なぜか歯ブラシに毛がからみ付いている。
・・・???・・・
それも、細い、ジジの頭髪。???!!!
まさか???と思って、ジジの頭を見るとなんと、きれいにとかされているではないか。
(はげ頭で、髪の毛が薄い)
「歯ブラシで髪の毛をとかしたんだ!!」
確かに、ブラシには違いない・・・大きく間違っているわけでもないんだけど。
ビックリでした。(満足げに自分の顔に見入っているジジの様子が目に浮かぶ)

もう、おかしくて怒る気にもならない。
ジジも全然わかってないし・・・笑うしかないなぁ.

2005年4月14日

ジジのお着替え

昨日水曜日はジジババそろって「デイ」の日だった。
ところがババ曰く「もう!大変だったのよ~」

どうやらジジが、ババがいる部屋に何度も来てしまうらしい。
「一緒につれて帰ってください・・・・」というのだ。
そのたびに、ジジのいる「のびのび」からお迎えに来てくれるのだが・・・

ジジがそばに来ては、ババの気分転換にならないので、「デイ」のひとも
「どうも、すみません」と謝ってくださるそうです。
そうはいっても、ねぇ・・・
私はのんきに「よかったじゃない。ババのことわかるんだねぇ・・・」と思ったのですが
ウーム。困ったものです。

さて、今日は、痴呆の診療に精神科・心療内科に行く日です。
私「したくできた?」ババ「ねー!もうしらない!」
???ジジの部屋をのぞくと、ズボンの上にシャツが出てる。その上にカーディガン。
よーく見ると・・・十二単だ!!
シャツの上に、パジャマ+ふだん着ているYシャツ+薄手のセーター
ここまでを、ズボンの中に裾をしまっているので、おなかはパンパン。
さらに、その上に、お出かけ用のYシャツ+厚手のカーディガン。
きわめつけに、ズボンのすそを2回折り曲げている。

うーん、病院に、このまま連れて行けばいいんじゃない?と、思ったりして。
でもまあ、これじゃおなかが苦しいよね。ぜーんぶ脱いで着替えてもらいました。

ババ「ちゃんと着替えるものを順番に並べて、右からじゅんばんにきていくのよ!」
といったのに~(右と左がよくわからなくなってるし)
・・・だからぁ~。それが無理なのにねぇ。
だいたい、ジジはいつも小奇麗なかっこしてるんだから、そんなよそ行きのズボンはかなくったっていいのに~。
ズボンはくときに、けっこう悩んでるの、ババはそばで見てないから気が付かないのよね。
と、思いつつ・・・まあそれがババだからしょうがないのか。

さて、神経内科。
大きな変化はないのですが、介護認定の主治医になっていただくので
やはり、時々は行かないといけません。
ジジの状態と、ババの悩みを聞いて、先生曰く
「もう、こちらの世界に戻そうとしても無理です。あちらの世界を尊重した方がお互いに楽ですよ。」
そうなのか・・・でも、頭ではわかっても、なかなかババはわかんないのよね。

で、今度は痴呆を介護する「家族会」などに参加していろいろとお話をしてみたらいいとアドバイスをいただきました。
そうすれば、痴呆介護の実態がもっとよくわかるし、悩みも話せるようです。
「家族会」捜してみよう。

帰りにお昼を食べてきた。お店を出て、誰かを捜しているジジ。
「あれ、女の人がどこか行っちゃったよ」
ババのことじゃなくて?なんだかもう一人いると思ったらしい。
(なんたって、家族という認識はないんだからしょうがないが・・・)

ついでに、スーパーで買い物もする。
カートを押して、ついてくるジジ。
ババ「いい、ここにじっとしているのよ」といいおいて、自分はあちこちウロウロ。
(なんと、じっと待っているのだ)
かといって見えなくなると、「オーイ。オーイ。」と呼ぶ。

ジジババ2人を連れて買い物に行くと、けっこう疲れるなぁ。
ジジ一人の方が、楽~。
・・・・こうして、私の休日は過ぎていった~

2005年4月12日

介護認定のききとり調査

冷たい雨が降ってまるで冬に逆戻り。せっかくの桜も凍えそうだ。

今日はケアマネの聞き取り調査だった。
ババがペラペラとしゃべっているが、これがどう認定されるか?
多分、ジジはそのままいけるかと思うが・・・ババは前回の認定時に比べると
だいぶ、体調が改善されているような気がするから、変わるかもしれない。
どうなるかなぁ・・・。

2005年4月10日

桜☆満開

お向かいの家に古い大きな桜の木がある。
その桜が満開で、出窓から居ながらにしてお花見ができる。
とてもきれいなのだが・・・桜吹雪もすごい。今日の強風で道路が花びらだらけだ。

さて、ジジ。
いいお天気に誘われて、外に行きたくてたまらない。
「カタン」と静かにドアが閉まる音・・・
いつもなら、そのまま散歩に出かけるのだが、今日は桜吹雪。
家の前の桜の花びらや、枯葉をすべて拾ってから出なくては、出かけないはず・・・
そっとベランダからのぞくと、思ったとおり、ゴミを拾っている。
そうそう、昔は毎日掃除をしてたっけ。

しばらくすると、外の気配がなくなった。見ると道路がきれいになっている。
ジジの姿が見えない・・・しょうがない。もう少ししたら見に行こうと、思った頃に
「パタン」と帰ってきた。まあ、無事ならいいか。
せっかくの日曜日。捜しに行こうと思えば、手はあるのだから。

さて、よく見たら、今日はヒゲをそっていない。洗面所に誘導。
鏡の前でしばし髭剃り・・・自分の顔をしげしげと眺めて、
「眉毛に白髪があるよ・・・しょうがないなぁ。もう50を過ぎているんだからなぁ」
あれあれ、まあ、間違ってはいないが・・・あなたの息子も50を過ぎてますよ~
というわけで、まあ相変わらずマイペースのジジでありました。

2005年4月 9日

やっぱり帰宅願望

デイがない日は、外に出たくてしょうがないジジだが、
「ふれんど」に行っても、外に出たがるそうだ。
いずれにしても、その場にいたくないのだろうか?

その割には、外に出ると「家に帰ります」という・・・
今日は、お風呂から出てから「家に帰ります」と言っていた。
ババは、「ここが家でしょう?いったいどこに帰るの?」と言っていたけど
もしかしたら、自分の部屋に行くことを言っていたのかもしれない。
最近、日本語も滅茶苦茶になってきた。
聞くほうは、想像力を働かせなくちゃ。

2005年4月 6日

2人でデイサービス

暖かな陽気につられて、桜がどんどん開花してきました。
きれい~

今日水曜日は、ジジとババが「ふれんど」に行きました。
ジジは今週3回目ですが、ババは週一回。
ババにとってはちょうどいい気分転換のようです。
私を捕まえて、あれこれ報告。

自分がデイサービスに行ってみて、回りに来ている利用者の様子を見て
うちのジジが、とてもおとなしい、手のかからない人であることを
客観的に感じ取ったようです。

とはいっても、家で顔を突き合わせていたらそんな気持ちも吹っ飛んでしまうんでしょうけどね。
明日は、ジジがオフの日。うまく乗り切ってくれるといいなぁ。

2005年4月 4日

お花見ドライブ

今日は朝から冷たい雨が降って、真冬に逆戻りだった。
せっかく開いた桜も、寒さで凍えてしまいそう。

さて、「ふれんど」に行ったジジ。午後は車に乗ってお花見ドライブに出かけたようだ。
もともと、車に乗るのは好きだし。じっと座っているのも飽きちゃう方だから
「お花見」ドライブは、きっとご機嫌だろう。
たぶん、これから桜が咲いている間中、毎日お花見に行くに違いない。

さて、我が家のお向かいの家にも古い大きな桜の木がある。
毎年、居ながらにしてお花見ができる。今のところ、開花はまだみたい。

2005年4月 3日

早起きは…

日曜日。本当ならみんなお休みで、ゆっくり寝ていたいところ。
ところが、部活の朝練がある娘がいるので、朝は早くからガタガタしている
そんなときに、やっぱりジジが起きてしまうことがあって、「もうごはんかなぁ~」とソワソワとし始める。
雨戸を開けて、布団をたたんで・・・でも、何を着替えていいのかわからなくてウロウロしている。
「まだご飯じゃないんだけどなぁ~。」

ジジの食事を用意するババも、日曜日はゆっくり寝ていたい。それなのに・・・
「もー!なにやってんのよ~!」「ご飯ができたら呼んであげるから、来ないでね!!」
ババは、食事の支度をする間、ダイニングにじっと待っていられるのが嫌いなのだ。
なんとなく、気持ちがせかされるらしい・・・。まあ性格だからしょうがない。
今日も朝から、バトルが始まった。


話は変わるが、私は4月からアルバイトに出ている。期間は4~9月の6ヶ月。
もう4回目なので、気心も知れていてその点では心強い。多少の融通は利かせてもらえそうだ。
ジジが「ふれんど」に通っている4日間は、安心だし・・・
木曜日一日くらいなら、お休みと、あとはババにがんばってもらおう。
何かあれば、携帯もあるし、自転車で10分もあれば行けるのだから。