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2005年5月30日

電気がつけっぱなし!

時折、家長としての責任を思い出すのかもしれない
夕方になると、玄関の鍵を確認していたりする。
電気が付いていると気になって、ガスの給湯システムのスイッチまで消してしまう。
とにかく、明かりがついていると消そうとする。
そして、真っ暗な部屋でテレビを見ていたりする。
(それなのに、自分の部屋の電気はつけっぱなしでダイニングに来ちゃうのだ!)

夜11時ころ、トイレに起きたジジ。
洗面所と浴室に電気が付けっぱなしなのに気が付いた。
「もう夜なんだから、消さなきゃ!」
洗面所の電気を消しても、奥の浴室の電気は消えない。
しかも、ドアには鍵がかかっていて、開かない・・・
「大変だ!電気はつけっぱなしだし…中に誰かいるのかな?」

電気を付けたり消したり、換気扇のスイッチを押したり・・・
ドアをがたがた悪戦苦闘すること15分あまり。

ようやくお風呂から出てきた孫に向かって
「アーよかったね。出られて・・・」
もしかして、閉じ込められたと思ってた?


そうなのです。子供たちとジジたちとでは生活時間が大きくずれている。
それでなくても、時間の感覚が失われているジジにとっては、混乱するばかり。
つい最近まで家の中で鍵をかける習慣のなかった子供たちも、
うっかりするとジジが心配して覗きにくるので、しっかり鍵をかけるようになった。
まったく・・・のんびりお風呂にも入っていられない。

ハハハ・・・(;ヘ;)

2005年5月25日

注射 その後

20日 熱も下がったので、デイサービスに行く。
記録によれば、ふだんと変わらず活動した模様。
トイレは5回。職員の方が、気を利かせて、頻繁に誘導してくれたらしい。

さて夕方、「ジジ、病院に行くわよ」
ジジ「え?ご飯ですか?公園?」
娘「ジジ、お散歩行くって~!」
なんだかわからないけど、靴を履くジジ。

車で病院に着いても、初めての場所でキョロキョロ。
診察室に入っても、不思議そうに先生を見ている。

先生「熱も下がったし・・・もう注射はいいかな?あと一回しておいた方がいいんだけどなぁ・・・」ドキドキ
先生「どうします?もう一回注射しますか?」と手ぶり身振りでジジに尋ねる。
ジジ「??なんですか?てーか?」よく聞こえないしわからない。

そこで、耳元で通訳
「ジジ、病気でおしっこが濁ってるんだって。お尻に注射すると治るって。どうする?ちょっと痛いけど、注射する?」
ジジ「おしっこ?そうか?注射・・・したほうがいいね。おしっこも出たいな」

その同意の一言を聞いた先生。大急ぎで注射の準備。
「おしっこは注射のあと~!」
ジジの気が変わらないうちに、ズボンを下げて、
「ジジ、私の手をぎゅっと握って、お尻、ちょっと痛いけど、我慢してね。」
さすがに針をさしたら「イタイイタイ!」
「あービックリした。こんなに痛いのは初めてだよ~」
と、抗議の眼差し。

「さー!痛かったね。じゃあ、おしっこ行こう!」
「そうだ・・・」と、もう注射のことは忘れたのでした。

覚えられないって、実は幸せなことだなぁ。
ぼうこう炎も、ほかに感染が広がらなくて、本当によかった。

2005年5月23日

ええ!?ここで寝るの?

午後、急に雨が振り出したり、雷がなったり、今日の天気は不安定。

でも、ジジの様子はだいぶ安定してきた。
デイサービスにも行き、入浴もして、
ふだんの生活もいつもどおりのボケ具合に落ち着いた。

しばらく前に、しょっちゅうトイレに行って失敗したり、
夜中にたびたび起きていたのは、「ぼうこう炎」のせいだったのだ。
認知症の場合、自分の具合が悪いことも訴えないので、病気に気づくのが遅れるらしい。
怪我にしても、自分がどこで転んだのか?ぶつけたのか?そのことすら覚えていない。
「なんで、こんなふうになってるんだろう?」と不思議がる。
それはちょっと、困ったこと。

さて、夕食後、歯も磨いて薬も飲んでトイレに行って・・・
寝たかな~?と思ったら、部屋に電気が付いてる。
私「もう、ねるのよ~。ご飯も食べたし、トイレも行ったでしょ?」
ジジ「そうか~?」
私「そうよ。ここに寝るのよ~」
ジジ「え~!?本当?ここに寝るの?」
・・・ええ!?とうとう、自分の寝る場所もわからなくなっちゃったの???
と思ってジジの顔を見ると。どうやら違ったらしい。
ジジは、私がジジの布団で寝ると思ったのだ!!(笑)

私「ええ!?違うよ。私は寝ないよ~。ジジが寝るの」
ジジ「あ~、ビックリしたぁ。ここで寝たら大問題だよなぁ!」
私「うん。それは大問題だ!」
と、思わず2人で、笑ってしまったのでした。

ということで、ご機嫌なジジを布団にいれ、電気を消したのでした。
「おやすみなさ~い!」とニコニコのジジでした。

2005年5月19日

ぼうこう炎3

朝から熱が下がっている。
10時にケアマネさんの訪問。ババはここ数日の顛末を洗いざらい訴えている。
・・・それを聞いているケアマネさんは、つくづく大変だと思う・・・

夕方になっても熱は36度台。だいぶ落ち着いてきたようだ、
・・・もしかしたら、今日は注射をしないかも・・・
と思ったのだが、考えが甘かった。
「もう解熱剤は飲まなくていいです」「尿もだいぶきれいになってきました」
「さあ、もうしばらく注射はしますよ」(;>ω<)/

昨日みたいに暴れたら大変。
「ジジ、手を出して。私の手をギュッと握って。お尻、ちょっと痛いよ。」
・・・イタイイタイと、体をこわばらせるジジ・・・
手を握ったまま、ジジの体と顔を引き寄せ、耳元で声をかける。
「痛いよね。もうちょっとだからね。大丈夫大丈夫、もう終わり、痛くないから。
ビックリしたよね。もう終わりだから、ごめんねぇ」
ジジ「痛かったよ。こんなに痛かったのは初めてだよ・・・」

まあ、痛い痛いと騒いだけど、椅子から動かなかったし、一度で注射終わったし。
小さな子供を抱っこして注射する要領でOK。けっこううまくいったと思う。

しかし・・・注射は始めてだったらしい・・・
覚えられないってことは、幸せなことかもしれない。
帰りの車で、アメをあげたら、ご機嫌が直った。(笑)
明日も、忘れてるといいなぁ・・・

2005年5月18日

ぼうこう炎2

朝は37度。夕方になり38度を超す。
夕方病院へ。ジジババを病院で降ろし、私は車を回して用事を済ませてきた。
再度、病院へ迎えに行く。

ババ「もう・・・暴れちゃって、大変だったのよ~」
この日も注射。針をさしたのが痛くて、動いてしまったため、余計に傷をつけてしまった。
再度、医師と看護婦、ババと3人がかりで押さえつけて注射。
「なにすんだ!俺はどこも悪くないのに!!」診察室を逃げて騒いだらしい。

おかげで、医師に「こんな調子じゃ大変ですね。誰が面倒見てるんですか?」
「精神科で見てもらえば、治療の薬もある・・・」といわれてきた。

ウーム。そうなのかなぁ。紹介状書いてもらっていったほうがいいのかな?
でも、自分の病気がわからない人。いきなり押さえつけられて痛い思いをしたら
誰だって、自分を守るために抵抗すると思うんだけど・・・

おまけに、ババが先生と話をしているあいだ中。
自分で服が着れなくて癇癪を起こしたという。
ババは、文句たらたら・・・そりゃ双方大変だったでしょう。

2005年5月17日

ぼうこう炎 発熱

夕方、仕事のあと買い物をして家に帰るとババが待っていた。
「熱があるからって、途中で帰されたのよ~38.6度熱があるのどうしたらいい?」
・・・なんで、すぐに電話しないの??

もうすぐ18時、どこのお医者さんがやってるだろう?と悩む私の前に
「もう、ごはんですか・・・?」食欲はある?らしい?

さて、診察。のどは赤くない。最近トイレが近くてよく失敗する・・・
ジジは自分の症状を訴えることはできない。
あちこち診察して、尿を調べて「ぼうこう炎でしょう」
「尿がにごっているでしょう?」といわれてもねぇ。
ここしばらく、トイレを汚すと思ったけど、このせいだったのね。

お尻に注射。「痛い痛い」とちょっと騒ぐが、両手を握り、落ち着かせる。

18日水曜日のデイサービスに、ジジババ2人欠席の連絡。

2005年5月12日

目覚めたら朝?

目覚めて、布団からおきだしたら、朝だと思うのかしら?
ジジは今日も、夜9:30ころにダイニングをのぞいた。
「ごはん・・・??じゃないんですよねぇ??」
・・・ちがうよ~・・・

でも、今日は一度布団に入ったはずなんだけどなぁ・・・?
ちょうど寝る頃、娘たちが帰ってきたり、夫と息子が一緒になったりで
ガタガタとにぎやかだたので、昼間だと思ったのかしら?

そういえば、夕食後に、雨戸を開けちゃって、
ババが隣の部屋から、飛んできて怒っていたっけ・・・
あれも、朝だと思ったの???

とりあえず、ダイニングの電気を消して・・・廊下の電気も消しちゃおう!
「夜ですよ~」
・・・さあ、もう大人しく寝たかなぁ?と廊下に出てみると、・・・
「いた!」今度は浴室に電気がついているのでのぞこうとしている。
「もう起きる時間なのかなぁ?」

ジジを布団に押し込んで、部屋の電気を消して「夜だから寝るのよ~」

2005年5月11日

ごはんじゃないの?

ジジは、元気です。
毎朝、早々と起きて、ご飯を食べたら、出かけようとします。
不思議と病気にはならないので、助かっています。

今日は夕方、廊下をウロウロ・・・パジャマを着て、「寝ていなさい。」といわれている。
けれど、夕食時には、服を着て、布団もたたんで・髪の毛もとかして出てきた。
(身だしなみを整えるのはいいことだけど、なんだか朝の身支度)

夕食後、なぜかそのまま椅子に座ってテレビを見ているジジ・・・
部屋のドアが3cmばかり開いている。
(変だなぁ・・・なんで今日は起きてるんだろう?もしかしてまたご飯を食べると思ってる?)

子供たちが帰ってきて、食事が終わっても、まだ起きてるジジ
大人しくしているから、別にかまわないのだが・・・
このまま、放置すれば、ババが起きてきて「怒!!」に決まってるしなぁ。

しょうがないので、寝ていただくことにした。
「夜だから寝るのよ」
「??ごはん?」
「もうみんなご飯食べたの。ジジも食べたのよ。」
「???ごはん?じゃないの?たべたかな?」
お布団敷いて・・・服を脱がして・・・・
「もう夜なの。これから寝るのよ」
「???ごはん、食べてないと思ったけどそうかぁ??」

テレビと部屋の電気を消して、「お・や・す・み・な・さ・い・・・」

2005年5月 3日

トイレに行かなくちゃ

今日は祭日。このあたりでも、別の施設では、日祭日はお休みのところが多い。
しかし、ジジのデイサービスは営業中。
これは、家族にとっては本当に助かります。感謝感謝。

さて、夕食後、歯を磨いてトイレに行って、流れた水が止まるまで待って確認。
ここまでは一連の行動なのだが・・・

トイレを出た所で、ババにつかまった。
「いい?このままパジャマを脱がないで寝るのよ。これは寝巻きなの!」
・・・実はジジはパジャマとか寝巻きを、理解できてない。・・・
ジジ「このまま?寝ちゃうの?」
・・・
ジジ「ああ!寝る前にトイレに行かなくちゃ!」
行ったばかりなのにまたいく。当然出ない。
・・・あれ?へんだな・・・
ようやく寝る準備・・・「ジジ、顔に乳液つけてあげるね・おやすみなさい」
ジジ「あ!寝る前にトイレに行かなくちゃ。」
3回目のトイレ・・・あれ?でないな・・・もう行ったのかな?

どうも、トイレに行ったら、自分ですぐに寝ないと、忘れちゃうらしい。
まわりで、ゴチャゴチャ言うから混乱しちゃうんだなぁ。
ごめんね。ジジ

2005年5月 1日

さすが職員は違うね

爪が伸びているのが気になっていたので、切る。
よくみると、人差し指の爪が折れたあとがある。
もう少し早めに切らないと危ないのかもしれない。

「へー!さすが、職員の人は違うね~。うまいもんだ」
私を、デイサービスの職員だと思っているのかな?まあいいけど。

新聞がたまったので、袋詰めを頼んだ。
「こーんなにいっぱい!入りきらないよ~」
・・・入る。入るよ。ほーら、入った。

ジジのお相手をするには、自分に心のゆとりがないと優しくなれないなぁ。
まあ、それは、誰に対しても言えることだけど・・・