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2005年6月28日

ストレス?

朝から猛暑です。体がおかしくなりそう。
今日は、私の仕事が休みだったので、ばばと2人でお昼を食べながら
デイサービスのプログラムについてきいてみた。

6月から行き始めたTデイサービス。
まだ3回目なのだが、これといった明確なカリキュラムやプログラムが組まれていない。
そもそも、一般と認知症の区別がないので、どちらかというと認知症の人に対応する緩やかなペースで進んでいるようだ。

バスで施設に着くと、自分の名札の席に座り、周りの人とおしゃべり。
時間になると、その席で、簡単なゲームやクイズ、食事もその場。
食後もその場、おやつも、すべてその席から移動することはない。

まわりは、4人に3人は認知症の傾向がある人なので、中には、突然大声で叫び始めたり
食事の最中に、食器の中に頭を入れて、眠ってしまったり・・・
もう、それはジジよりも症状が進んだ人が多いらしい。
普通に会話できると思っている人も、話すうちに「どうも、へんだな・・・」と感じることもあるようだ。

「絵手紙」といっても、すでに印刷された絵に色を塗る「ぬりえ」。
どうも、もう少し症状の重い人に合わせているらしい。
もうひとつの「ふれんど」では、「絵手紙」もきちんと自分で筆を使って書いていた。
レクリエーションのプログラムも複数用意してあり、各自が選択でき。
「寄せ植」「手芸」「いけばな」など有料のプログラムなどもある。
「料理」では、みんなのおやつ作りをすることもあるそうだ。

Tデイサービス。は認知症の人が多くて、勉強になるけど、
「なんで、私はこんなところにいるんだろう?」と感じるという。
「でもまだ3回しか行ってないから・・・もう少し様子を見て・・・」
などと、思っているうちに、
「そうだ!この間の腹痛はデイサービスのストレスだわ!!」
とババが言い出した。

私「えー?そんなにいやだったら、無理して我慢してまで行くことないのよ。やめる?」
ババ「でも・・・まだ3回だし。花束ももらっちゃったし」
私「学校じゃないんだし、こっちはお金払ってるお客さんなんだから。がまんしなくていいのよ」
ババ「でも、上履きも置いてあるし・・・わがままだって言わない?」

という訳で、早速ケアマネさんに電話して、相談したのでした。
「我慢することはないんですよ」といって下さって、すぐに退所の手続きをしてもらいました。
さらに、ジジと一緒のバスでもいいから、「ふれんど」にもう一日いけるように調整をお願いし、
今週の金曜日から変更していただけることになりました。

もう、「Tデイサービス」に行かなくていいと決まったとたんに、急にご機嫌になり
饒舌におしゃべりを始めたババでした。
最初は、「もう一度行ってきちんとご挨拶してくるわ」と言ってたのに、
「もう、行きたくない!」全く・・・

ウーム、やっぱりババの話も時々いいてあげないと、ダメだなぁ。
そして、ババのおしゃべりを聞いていてババにピッタリの手芸キットを思い出した。
早速取り出し、手取り足取り講習会。かわいい天使の木目込み風のミニ額が完成。
我が家で、ミニデイサービスをしてしまったのでした。

うーむ、絵手紙の道具もあるし・・・生け花講習会もできそうだわ。
でも、やっぱり一人でやるよりも、仲間とワイワイおしゃべりしながら、作業するのが楽しいだろうな。
そうだ!私老後の楽しみに、デイサービスのボランティア講師やろうかなぁ?

2005年6月26日

ババ全快?

病院に行くか?様子を見るか?考えたけれど
結局どこにも行かなかった。
朝起きて、ちゃんとジジの食事の支度をしている。
けれども、自分の食事は大嫌いなおかゆだ。
・・・ちなみに、私が作ったおかゆは、まず食べません・・・

しかし、昨日はどうしたんだろう?
食中毒?じゃなさそうだし。なんだったんだろう?

朝から、ジジを躾けている声はいつもどおりの声だし・・・
治っちゃったのかなぁ?

もちろん、ジジはばばのからだのことなどわからない。
改めて考えてみると、ババが入院しなくて助かった。

2005年6月25日

救急車!呼ぶ!!?

なんでもないごく普通の夕食後。
ババの異変は突然起きた!
歯を磨いて、トイレに入って・・・そのままでてこない。

一方寝る前にトイレに行きたいジジは、トイレの前でウロウロ・・・

「別のトイレに入ってよ!!」
どうも、ババが腹痛と吐き気に襲われているらしい。
急いで、ジジを2階のトイレに誘導。
(同じトイレなのに、場所が変わると水を流すことができなくなった)

しばらくして、トイレから出てきたババ。痛さのあまり廊下に這いつくばり全身汗!
「大変!!救急車を呼ばなきゃ!」
「ちょっと、待ってて・・・・おなかが痛いの・・・まだ呼ばないで」

どうしたんだろう?昼間何を食べたんだろう?食中毒か?
でも、ジジは普通だし・・・救急車を呼ぶなら、誰が一緒に行く?
ジジは、誰が見てる?まだ帰って来てない子供たちは?
そうだ、パジャマと下着・・・スリッパ・・・バスタオルも・・・
・・・すっかり入院の支度が整ってしまった(-_-;)

ババ、大丈夫?もう呼んでいい?「痛いからちょっと待って・・・」

ウーム。痛みが治まってから行くつもりか?
こんな痛みと吐き気の人、車で連れて行けないし・・・

とダイニングで待機していること2時間・・・・
どうするんだ?もう救急はないよね・・・
結局、病院には行かずにすみました。

で、考えてみました。
ババが入院したら。昼間ジジが独りになっちゃう。それは大変!

今日はジジが大人しく眠ってくれて。助かった~~

2005年6月18日

戸締り2

昼間、家にいるとあちこちの窓やドアをさわっている。

「なにしてるの?」
「いや・・・カギ閉まってるかなぁ?と思って」
ふーん・・・家長の気持ちが残ってるのかな・・・と思ったら

娘いわく「違うよ・・・外に出て行く隙をうかがってるみたいよ」

どうも、玄関の周りをうろうろしていた時、
娘が外にでて、一度家の中に戻った隙に、そーっと、玄関から外にでたらしい。

ところが玄関の外に待っていたのは、娘の彼氏。
娘が出てくると思って、塀の影に隠れて、「わっ!!」とやったら、
そこに、ビックリしたジジ・・・よかったね、転ばなくて。
全く・・・油断も隙もないんだから。
(ちなみに、ジジはまるで泥棒猫のように音を立てずに動けるのだ)

2005年6月16日

戸締り

ジジは相変わらずマイペースで元気に過ごしている。

夕方お風呂から出ると、夕ご飯か?寝るのか?
今日は、家中をあちこち戸締りを確認し、電気を消し・・・
浴室をのぞいて、「電気が二つついいてる!消さなくちゃ!」
というわけで、そこらじゅうのスイッチをパチパチ押すこと20分。

しかし・・・それは、ガスの給湯システムのランプなのだ・・・
もう、この際、ガスも換気扇もみんな止めてしまえ!

ようやく自分の部屋に戻り、寝る前にトイレに行って・・・
・・・さて、また電気とガスを確認して・・・(スイッチをパチパチ)
また自分の部屋に戻り、また寝る前にトイレに行って・・・
繰り返すこと3回。

10分も前のこと、覚えてないんだねえ。
一日中、これに付き合ってると、けっこうストレスたまるなぁ。

2005年6月 7日

クールビズ?

電車でふしぎなファッションの人を見かけた
半袖ジャケット:白と水色の模様の入ったストライプ柄
中に、茶系の長袖Yシャツ+ネクタイ
???
帽子:ブルー系デニムか?つばの周囲が今はやりの断ち切りフリンジ
ん~。話題のクールビズかな?
それにしても、70代と思われる男性…

ふと目を落とすと、ジャケット同じ柄のズボン!
半袖のスーツ!?白と水色のストライプの?
???

もしかして、これってパジャマ上下かも?
でも彼の男性。ピッと背筋が伸びてきちんと座っている。

もしかして、もしかして・・・
おうちの人は心配してるかも・・・
「会社に行かなくちゃ!」と思って
ネクタイ締めてスーツに着替えたつもりの認知症の人じゃないだろうか??

アア…こんな時って、どうしたらいいの?

2005年6月 4日

新しいデイサービス

金曜日。ババは今までとは別のデイサービスに行くことになった。
ジジとは別のところだ。
家からはちょっと遠いが、バスの送迎があるので安心。
ジジが出かけている間に、行って帰ってこなくてはならないのでちょっと忙しい。

夕方私が帰ると、「みてみて!」と大きな花束を抱えてきたババ
なんと、ピンクのバラとカーネーション・カスミソウにすずらん
腕に抱えるほどの花束だ。聞けば、「歓迎の花束」らしい。
花束を抱えて両手に花ならぬ、両脇におじいさんが座った記念写真まである。
今までのデイサービスではなかったプログラムだわ。
もうそれだけで、充分嬉しそうなババだった。

さて、その写真に写るもう一人のおばあちゃん・・・
・・・どこかで見たことがある顔・・・
「あ!○○チャンのおばあちゃんだ!」
娘の同級生のおばあちゃん、よくお母さんの代わりに保護者会に来ていた。
聞けば、その人がババにいろいろと教えてくれたらしい・・・
ババに新しいお友達ができたようで、一安心。

さて、そこは一般と認知症の人がいっしょの部屋にいるので、
中に、奇声を発していたり、食事の途中で寝てしまったり・・・
いろんな人がいるらしい。
「フレンドから来ると、ちょっとビックリするでしょう?」といわれたそうだが、
ババ曰く
「いいえ、とても勉強になります」
(こうして比べてみると、ジジは大人しく座っていられるし、トイレもいけるし・・・
いろんな面で、すごく大人しくて扱いやすい「いい子」だわ・・・)心の声

ウンウン・・・そう気づいただけでも、行った価値がある。
でも、そういう端から、ジジの行動にイライラしちゃうのねぇ。
しょうがないことだけど・・・

2005年6月 3日

いけばな

デイサービスに趣味の講座がある。
手工芸・裁縫・習字・ガーデニング・生け花・・・
材料だけ有料で、教えてくれるのはボランティアだそうだ。

水曜日にババは生け花を申し込んだ。
「家に帰ってきたら、仏壇の花にしちゃえばいいわ」といったけど
せっかくだもの。活けてみれば~

花器を前に、いそいそといけ始めたババ。
「生け花」もちろん多少の決まりやコツはあるけど、基本的にその人の感性で
いければ、いいと、私は思っている。
先生はどんな風に教えてくれたのかな?

「あら~。なんか広がっちゃうのよね~」とちょっと納得行かない様子のババ。
見れば、確かにバランスが悪い。どの花も半分より上に咲いている。
どうも、失敗を恐れて、花に短くはさみを入れることに勇気がいるようだ。
白いスプレー菊を短くして、足元をしめる。
なるべく、ババが活けた形をそのまま生かすようにして、
奥行きや高低をつけるようにして少しだけアレンジを加える。

「まあ、よくなったわ。」と満足げなババ。
出窓に飾り、ご機嫌な様子。帰って来る孫たちに≪見てみて≫とお披露目。
嬉しそうに話すババを見て、娘たちも「ババ楽しそうだね~」

また次回も生け花を申し込む気になったようだ。よかった。

ちなみに、若い頃のババはお花・お茶・習字・絵など、
じっと座ってすることが好きではなかったようだ。
どちらかというと、自転車に乗ったり、サーカスで玉乗りをしたい!
というような活発な女の子だったらしい(笑)。

ちなみに、私は実家の母が教えていたので、免許を持っている。
子供の頃はなんとも思わなかったけど、今この歳になって自然に花を生けることが
できるのは、やはり、基本的なことを学んだおかげだと感謝している。

さてジジは、紙に書いたババの名前は自分の女房だとわかるのに
目の前にいるおばさんが誰だかはわからないらしい。
「もう・・・悲しくなっちゃうわ(;ヘ;)」とババ。
しょうがないねぇ・・・。