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2005年8月30日

ちょっと早すぎちゃったかな?

また~。である。
夕方寝ていたジジ。夕食に呼んだら、布団をたたんできた。
ご飯を食べて、デザートも食べて…歯磨きも終わって、トイレに行って・・・・

寝ないで、部屋でテレビを見てる。
まぁ、まだ8時過ぎだし、寝なくたっていいのだ。

そう思っているうちに、ダイニングをのぞきにきた。
「ちょっと早すぎちゃったかなぁ?」「ここで待ってれば、ご飯が出てくるかな?」

ほーらやっぱり、昼ごはんを待ってるつもりなんだ。

ちょっと遅い夕食を食べていた子どもが、パタパタと食器を片付け
テレビも電気も消してしまった。
「もうご飯は出ないよ。もう食べたんだよ。」

???????
「ふー?別に、ご飯なんて食べたくもないけどねえ・・・・」
そりゃそうでしょ。食べたばかりだものね。

階下の電気をぜーんぶ消したら、ようやくあきらめて、寝たみたいだ。
これで、12時頃起きないといいんだけどな。

2005年8月29日

入れ歯修理

しばらく前から気になっていたのだが、
ジジの部分入れ歯のピンクの部分にひびが入ってきた。
10月になって、私に時間の余裕ができたら、歯科医に連れて行こうと思っていたのだが、
いよいよ亀裂となり、とても10月まで持ちそうにない。

歯科医院に予約を取り、夕方仕事が終わった後に、ジジを連れて行く。
駐車場がないので、歯医者の付き添いはババに行ってもらう。
(認知症の状態や耳が遠いこと、本人は症状を伝えられない事・入れ歯の状態など、伝えたいことを紙に書いておく)

さて、歯医者が終わったジジ。車まで歩いてくる30mのあいだに
「おしっこがでたい」…あわてるババ。
まあまあ…トイレ探してるより、うちに帰ったほうが早い。

しかし、家に着いたジジはすっかりトイレのことなど忘れている。
…やっぱり…歯医者さんと、歩くのがいやになっちゃったんだ。
全く、困ったものです。

ババによれば、診療室でも、寝ているのに飽きて、騒いで起きたらしいし…
(やっぱり、中度の認知症と、書いておいて良かった~)

さて、問題の入れ歯は、きれいに補修されて来ました。
歯石の除去は来週の予約です。

2005年8月28日

ドライマウス

実家に電話をしたら、なんと、母がドライマウスで悩んでいた。
こんなに身近なところに、ドライマウスが・・・と、驚き。

さっそく、講習会で学んだ「唾液腺を刺激するマッサージ」を説明。
電話じゃなかなか伝わらない。
サンプルでもらった「オーラルバランス」という保湿ジェルを使ってもらうことにした。
インターネットで調べると、けっこうよさそう。
使用感はどうだろう?

2005年8月27日

口腔ケア講習会

口腔ケアの講習会があるというので出かけた。
参加者のいろいろな悩みや質問を聞いて、私の困っていることが
とても小さなことに思えた。

介護者だけでなく、口腔の悩みを持った高齢者も多く参加され、
また、老老介護の方もいて、これから先の自分自身に起きる
いろいろな問題が見えてきて、とても勉強になった。

今までよくわからなかった、「誤嚥」
加齢により、口や喉の筋肉や舌がうまく動かなくなって
ものがうまく飲み込めない・むせてしまう。
食道に入るべきものが気道に入ってしまう。

「食卓で入れ歯をはずしてしまう」なんて、問題以前のこと。
それよりも、薬を飲むときに、上を向いて薬を流し込むなんてことは
危険極まりないことなのだとわかり、驚いた。

唾液が少なくなることによって、口が渇く。普段あまり意識していないが、
ドライアイと同じく、ドライマウスという症状が多くなる。
それに効く、唾液腺を刺激するマッサージや、
口の周りや顔・喉の筋肉を冷たいタオルでマッサージすることで、
口からものを食べられなかった人が、ものを食べたり飲み込んだりできるようになるなど、
驚くことがたくさんあった。

2005年8月26日

黒ヒゲ危機一髪

「黒ヒゲ危機一髪」という、おもちゃがある。
その、「クマのぷーさん」バージョンをジジのおもちゃに買った。

剣を刺すことで片づけができるのだが、途中でプーさんが跳ね上がる。
ジジにはいい刺激。
きれいにさし終わった後、「いっぱいあるな~」と数え始める。
輪になっているので、数え終わらない。
そこで、下段をはずして、数えた。12個
上段に刺さっているものを数える。こちらも12個。

数は数えられるらしい。
半年前は、色別に分けて、6本が4色で「しろくのにじゅうし」
と、掛け算も披露してくれたのだが・・・

そうそう、デイサービスで作ってきた「けんだま」もどきも上手にできた。
上手上手!すごいな!
何でも、できることは気分がいいものだよね。じじ!

2005年8月25日

魔の木曜日

今日はデイサービスがない「魔の木曜日」
でも、朝から台風模様で、ジジもお散歩に行くとは言わないだろう…

と思っていたら、夕方、雨の止み間に、そーっと玄関を抜け出したらしい。
台風の風邪と雨に打たれて落ちた、桜の葉っぱを拾い集めて
しっかりと握り締めて、ジジ専用の場所に捨てに行ったのだ・・・

あわてて、後を追いかけたババ。帰ってきて
「ねーしってる?雨がまだ降ってるのに、ゴミ拾って、どこまで行ったと思う?」

知ってます知ってます、ジジのゴミ捨て場だもんね。
空き地に夏草が生い茂り、ねこじゃらしやムラサキツユクサなんかが咲いてる。
けっこうきれいなのよ。
ババは、初めて知ったのね~。そっちの方が驚き~

で、曰く。
「今度、大工さんに上のほうにカギつけてもらって!」

2005年8月18日

私にも老化が…

実家に顔を出してきた。
両親は二人だけで暮らしている。

それぞれ、体の不調を抱えてはいるが、今のところまあまあ元気そうに暮らしているのでちょっと安心した。
母は、このところ物忘れがひどいといって心配している。
本人が心配しているうちは、まだまだ大丈夫じゃないかと思っているのだが…
体の不調は、その痛みがわからない人にはなかなか理解できないので
ちょっと申し訳なく思っている。

同居しているババは「あなただって、30年たって御覧なさい!」というけれど、
まあ、そうなんだろうな。
最近、朝起きて、階段を下りるときに、若い頃のように軽やかにトントン降りられなくなっている。
老いは私にも確実に訪れる。

さて、ジジ。
家に帰って、娘が報告してくれた。「さっき、ジジ面白かったんだよ~」
ここからは、娘からの聞き書きだが

「ここに座って待ってると、ご飯が出てくるんだよな~」と5時頃からダイニングでニコニコしているジジ。
そのうち、手持ち無沙汰になりあちこち棚の上をさわりだした。
ポケットティッシュを二つ手に取り「これ、もらっていくかな?」
なぜかあごを触っている。
・・・髭剃りと間違えてる???みたい?・・・
実は、電気かみそりを引き出しに隠してしまったのだ。

ところがよく話を聞くと、「床屋さんに行って、髪刈ってこなくちゃ」
「でも、お金がいるよな~」「そうだこれを二つ渡して、刈ってもらおう!」
と手にしたものが、お金の代わりのポケットティッシュなのだった。

ふーん。最近デイサービスでカットしてもらってるんだけど
床屋さんのこと、思い出したのかしらね~。

で、すっかりご飯のことは忘れたのでした。

認知症の会話はトンチンカンだけど、それなりに人との会話は楽しいものだ。
娘はそのあたりはうまーく、対応してくれる。まあ、毎日のことだしね。

2005年8月17日

爪きり

しばらく前から気になってはいたのだが…

「また、ジジの爪が伸びてきたなぁ~」
だけど、家族のだーれも気が付かないのかなぁ~?
めんどくさいなぁ~
切らなきゃ、切らなきゃ…と思いつつ、ようやく切りました。

「爪を切るわよ~」と手や足を引っ張っても「????」という顔をしている
切り始めてようやく、自分の爪が伸びていることに気が付くらしい。

「いやー!すごいもんだね~」…何が?
「いやー、大したもんだ~」…?
なんだかしきりに感心しているが、爪を切り終わるとさっぱりした顔をしている。
「ありがとうございました!」と元気に言うので、
やっぱり、またちゃんと切ってあげなくちゃなぁ~と思いなおすのでした。

2005年8月15日

うなぎの皮

世間はお盆休み。しかし、認知症に休みはない。
デイサービスも、夏休みはない。助かります~

このところ、昼食に「うな丼」が出るらしい。
で、連絡帳に書いてある「うなぎを残されました」
ジジは、うなぎは食べます。ただ、うなぎの皮は食べません。
むかしは、皮をはがして食べてたんだけど、
最近は、私があらかじめ皮を取り除いている。
ちょっと手をかけすぎちゃったかしら~?

2005年8月 6日

デイはお休み

今日も朝から暑い。
それなのに、外にでようと玄関の様子をうかがっているジジ。
ババに見つかると、「いや・・どれくらい暑いか見てみようと思って」
…言い訳は、一人前!

しかたない、ドライブだ
「クリーニング屋さんと図書館に行くけど、一緒に乗ってく?」
「行きます。行きます。そうだ、年に一度、つれて行ってもらうんだよな~」
???。まあいいか。
ちょっと外の空気を吸えば、気分も変わるもんね。

昼間はエアコンをつけている。
今のところ、送風口を手で押さえることはしないみたいだ。
ヤレヤレ

2005年8月 5日

暑くてたまらない2

けれどもこの暑さだ。
夕食後。歯を磨いて、「サー寝るのよ」
もちろん、夕方から雨戸を閉め切っているジジの部屋。ものすごく暑い。

パジャマを脱ごうとしているジジ。
「どうしたの?もう夜だけど、そのまま寝ていいのよ。」
「イヤー。暑くってね。まだ寝られないよ」

まだ8時だし、起きてたっていいだろうと、そのままにしていたら。
帰ってきた子供たちが、
「ジジ。夜だから電気消すよ」
「ご飯ですか?」
「もう、ご飯は食べたでしょ?」
「?????」「ごはん??ない??」
というわけで、まったく寝るつもりはないらしい。

まだ寝ないのなら、エアコンの聞いたダイニングでテレビでも見ていれば?
(その間に、ジジの部屋を冷やして…)
しばらく、ご機嫌でテレビを見ていたジジ。時々子供たちの食事を見るが、特に「ご飯?」とは思っていないようだ。1時間ほどして、ようやく寝る気持ちになってくれたようで一安心。
もちろん、エアコンのスイッチはOFFにしました。
おやすみなさい。

2005年8月 4日

あつくてたまらない

暑い日が続いて、家の中にいるのも大変だ。
せっかく朝から窓を開けても、なぜか雨戸やまどを閉めてしまうジジ
「防犯???」
それで、「暑くってたまんないや…」と、せっかく着た服をすべて脱いでしまう。

デイサービスの迎えのバスが来たわよ!と覗くと。
「ガ-ン!!」「何やってんのよ~(怒)」

それなら、脱がないように、ジジの部屋で見張っていると…
ジジ「お前、暑いな~。そんなとこにいないで、どっか行けよ!」
ババ「!!!!!」「もー!どうしたらいいの?」
ほんとに、大変だねぇ。

なぜエアコンを使わないか?
実は、冬、エアコンを使ったときに、赤や緑の運転ランプが気になって、
「電気が付いてる付いてる!」とうるさくて大変だったのだ。
それならばと、ランプが見えないように黒のビニールテープを貼り付けたところ。

今度は、送風口が開いて、上下に動くのが気になってたまらない。
どうしても閉めたくて、回転ソファーの上に立ち上がり、手で送風口を閉じようと
大騒ぎをしたのだ。
以来、エアコンは使っていない。

2005年8月 2日

玄関で待っている

お風呂から上がったジジ。玄関の上がり口に座り込んでいる。
…どうしたの?

「玄関のカギ。回しちゃったからね。
帰ってきた人が入れないといけないと思って…」
で、座り込んで待っているのである。

「みんなカギもってるから大丈夫よ」といっても理解できない。
一番早く帰ってくる人でも、2時間以上あるんだけどなぁ・・
まあ、気のすむまで待っててもらえばいいか。

ただ、待っているのも飽きるだろうと、洗濯物をたたんでもらうことにした。
タオルをきちんとたたみ終わったら、納得したのか?
トイレに行って、「寝ますよ」といって、寝てしまいました。

なんで玄関に座ってたのか?忘れちゃったのね。