著者:山本文緒 出版:集英社文庫 初版:2002.10.25. 一人の女性の半生を10年刻みに描いている。親に捨てられた娘は、自分も娘を置き去りにし、繰り返させる歴史に、前半はまあそんな人生もあるかなぁ?という感じだった … 続きを読む
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川上弘美 出版:2001.06.25. 初版:平凡社 紹介:37歳のツキコさん、よく行く店で肴の趣味のあう人がいると思ったら、高校時代のセンセイだった。30歳年の離れたセンセイとの関わりは心穏やかで、そのほとほととした想 … 続きを読む
アレックス・ロペス フェルナン・トリアス・デ・ペス 出版:ポプラ社 初版:2004.06.22. 子供の頃の親友に54年ぶりに会ったら、ひとりは人生で成功を収め、片方は全てを失っていた。運と幸運は違う。ただ待っているだけ … 続きを読む
著者:森博嗣 出版:2005.06.25. 初版:中央公論新社 空を飛ぶこと、戦闘だけがクサナギの生きている意味。だけど、社会という大人たちはそれを許してはくれない。ティチャーとの思いがけない再会。再び戦闘。限りない喜び … 続きを読む
著者:藤本ひとみ 出版:講談社 初版:2005.10.31. 藤本ひとみの作品らしく、フランスの歴史の流れの中でシャネルの恋愛を中心に物語りは進む。仕事と恋愛とどちらを選択したらいいのか?自分にとっての幸せ・生きている価 … 続きを読む
著者:阿保順子 出版:岩波書店 初版:2004.02.20. 認知症患者間の会話は成り立っていない、しかし大切なのは、会話をしている雰囲気を共有すること。繰り返される行動パターンの中にそれぞれの生きてきた歴史や性格が凝縮 … 続きを読む
著者:久坂部羊 出版:幻冬舎 初版:2004.11.25. 医療ミスの告発・裁判の話かと思ったら、実は日本の高齢者化を食い止める秘策の話でもあったのです。 研修医の診断ミスなど医療過誤については気になることが多い。しかし … 続きを読む
著者:里美蘭 原作:三田紀房 出版:講談社文庫 初版:2005.11.25. 偏差値30で東大を目指すなんて…ありえないだろう?と思ったら、そこで終わりなのかもしれない。読んでいると受験生なら勉強のテクニック・ノウハウを … 続きを読む
著者:高橋哲哉 出版:ちくま新書 初版:2005.04.10. 紹介:二十一世紀の今も、なお「問題」であり続ける「靖国」。「A級戦犯合祀」「政教分離」「首相参拝」などの諸点については、いまも多くの意見が対立し、その議論は … 続きを読む
著者:恩田陸 出版:集英社 初版:2005.06.10. 紹介:時代の変わりゆく混乱が近づく中で、「正義」の進む方向が見失われていく気配。旧家・槙村家に出入りする人々と、不思議な能力を持つ一族「春田家」そして、お屋敷の次 … 続きを読む