痴呆老人が創造する世界

tihou.jpg著者:阿保順子
出版:岩波書店
初版:2004.02.20.
認知症患者間の会話は成り立っていない、しかし大切なのは、会話をしている雰囲気を共有すること。繰り返される行動パターンの中にそれぞれの生きてきた歴史や性格が凝縮されている。
認知症のお年寄りにとって、こうした病棟で集団生活を送るのと、家庭で家族と過ごすのとどちらが幸せなのだろう?家庭の中に閉じ込められ理解されず、介護する家族がストレスで消耗し、楽しい雰囲気さえ感じることが出来ないのなら、家族と認識できない他人といるよりは、同じ認知症同士でそれぞれの世界を重ね合られた方が幸せかもしれない。
認知症の一見不思議な言動を、客観的にとらえ、その世界を受け入れることができれば、家庭介護もうまくいくのだろうか?難しい問題だ。


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