センセイの鞄

sennseikaban.jpg川上弘美
出版:2001.06.25.
初版:平凡社
紹介:37歳のツキコさん、よく行く店で肴の趣味のあう人がいると思ったら、高校時代のセンセイだった。30歳年の離れたセンセイとの関わりは心穏やかで、そのほとほととした想いはいつしか、恋愛感情のようなものへと変化していく。自分の気持ちへの戸惑いがツキコさんを不安定にさせる。
なんというのだろう?読んでいて、心が穏やかになっていく。ツキコさんの想いと、それに答えようとするセンセイの想い。しかし、30年の年の差はいつまでも寄り添っていることはかなわない。
前からタイトルが気になっていた「センセイの鞄」。だけど、何故だか、川上弘美という名前に抵抗があって、手にしなかった一冊。だけど、「古道具中野商店」を読んでイメージが変わった。この本もけっこういい感じで読めます。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です