名もなき毒

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著者:宮部みゆき
出版:幻冬舎
初版:2006.08.25.
宮部みゆき「誰か」で登場した杉浦がまた事件に関わります。
トラブルメーカーの女子事務員の前歴を調べると、そこにはうそで固められた履歴があった。毒殺された男の家族と、犯人を捜す孫。外側からは見えない、いくつかの壊れかけた家族が内包する闇…
世の中にはいろんな毒がある。たとえば、青酸カリ。或いは、土地の汚染、化学物質。そして、人の心の底に潜む毒…。
安心できる安全な生活を求めて、手を尽くしても、防ぎきれない毒が身の回りに確かに存在するのだ。


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