著者:石田 衣良
出版社:双葉社
出版年:2008.02.20.
上野・アメ横を舞台に集まる若者?昼はそれぞれの仕事をし、夜は界隈を自主的にパトロール。
といっても、ごみを拾ったり、自転車を整理したり、酔っ払いを開放したり・・・
昼間の顔は、ひとつの面でしかない。ハンディを持つものもそうでない者も、
それぞれの生きる意味を見出して行く。読んで行くうちに、なんだか明るい気持ちになって行く。
昨今の無差別殺人とか、自分の不遇を人のせいにしてしまう風潮とかを、
こんな風にいい方向に乗り越えられないものか。
やっぱり、大切なのは友だちとか、人とのコミュニケーション能力かなぁ。