著者:光原百合
出版:角川春樹事務所 初版:2006.07.08
久々に手にした、光原百合の本。ケルト民話をベースに、お話がつむぎだされる。
声を失った楽人オシアンと、その相棒ブランの物語。いき場を見失ってさまよう霊たちを,本来の行くべき場所へと送り出すのが仕事。オシアンの竪琴が、とらわれた心を少しずつ解きほぐしていきます。
妖精とか、幽鬼とか・・・昼と夜の間。あちらの世界とこちらの世界・・・
「声なき楽人」「恋を歌うもの」「水底の街」「銀の犬」「三つの星」
どのお話も、愛するものを失ったり、愛に気づかなかったり、すれ違った思いなどが
ベースにあって、少し悲しいお話なのでした。
オシアンの話は、まだまだ先に続いていきそうな気配です。
セッコクの花、初めて知りました。
蘭の仲間なのかしら…気品がありますね。
花の名前を覚えるのって
おかげで楽しくなりました♪
そうそう、茎を見ると蘭の仲間でしょうね。
ちっちゃいけど・・・
けっこう気に入っています。