モノレールねこ

0905071.jpg
著者:加納朋子
出版社:文藝春秋
初版2006.11.30.
突然の・受け入れがたい・辛い・忘れてしまった・・・
大切なひととの別れの一方で、かすかなぬくもりを感じる
ミステリアスで、ほんわかするお話。
久しぶりに手にした、加納朋子の短編集。
・モノレールねこ:デブで不細工でノラなねこは、いつしか手紙を運ぶようになる
・パズルの中の犬;真っ白なジグソーパズルのなかから浮かびだした白い犬は
・マイ・フーリッシュ・アンクル;突然家族がなくなった・・・残ったのはパラサイトな、叔父がひとり。
・シンデレラのお城;偽装結婚。いい年をした独身女と、婚約者をなくした男。
一見幸せに見える彼らの生活にはもうひとり、亡くなった婚約者も暮らしていた。
・セイム・タイム・ネクストイヤー:来年もまた同じ日に予約します。娘をなくしたわたしは、その日を心待ちにして一年を過ごしていた。
・ちょうちょう:開店したラーメン屋の、調子がいいのは最初だけだった。この「蘭」が残っている限り、頑張っていこう・・・「最後の一葉」だね
・ポトスの樹;ろくでもない親父が僕は大嫌いだった・・・
・バルタン最後の日:バルタンと名づけられたザリガニが、一つの家族を見つづける・・・。バルタンの気持ちが切ない。
久しぶりに読んだ加納朋子は、やっぱり、期待を裏切らない。


コメント

モノレールねこ — 2件のコメント

  1. こんにちは。
    リニュアール、おめでとう〜ございます。
    いろんな情報、役に立ちますね!
    特に、デジカメ情報やお勧めの本など…。
    参考にさせていただきます♫

  2. ありがとうございます。
    細々とのんびりと過ごしておりますので
    ふらりとのぞいてもらえれば、光栄です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です