のぶ、カンタービレ!

09101504.jpg著者:辻井いつ子
出版:アスコム
出版年:2008.11.28.
辻井伸行さんが、プロとしてのピアニストとなるまでのお話と
ショパンコンクールのお話です。
辻井さんは全盲ですが、もう、ここまで来ると障害を乗り越えて、それ以上のステージへ上られているのだと感じました。母子二人三脚で、子どもの手となり足となり歩んできた母から、子どもがひとり立ちする。それとともに、母も自分の時間を持つようになる。
子どもの自立も、上手く切り抜ける…本当に、上手な子育てだなぁ。
いや、これは、子育てをしながらの、自分育てでもあったのでしょうね。
09101503.jpg「今日の風、なに色?」
全盲でうまれた我が子が「天才ピアニスト」と呼ばれるまで
著者:辻井いつ子
出版:アスコム
初版:2000.09.30.
今年、ピアノコンクールで優勝した「辻井伸行」さんのお母様が書かれた本。
誕生から10歳くらいまでの様子を書かれています。
障害を持って生まれた子どもの、才能を見出して伸ばすことができたのは、なんと素晴らしいことでしょう。うれしいことばかりでなく、どうしようもなく大変な事ももちろんあったでしょう。障害を持った子どもを自分たちの枠にはめてみるのではなく、彼の立場に立って、みることの大切さ。彼の才能を広げるための行動力。それはもちろん経済的な基盤がなくてはできないことだけれど、本当にすごい親子だと思いました。障害があってもなくても、その子らしさを伸ばせる育て方ができたら素晴らしいなぁ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です