園芸少年

engei.jpg
著者:魚住直子
初版:2009.08.07.
出版:講談社
当たり障りのない、高校生活をイメージしてそこそこの進学校に入学してきた「おれ」
入学早々、校舎の裏手のそっけない空き地で出会ったのは、
腰パン・不良みたいな坊主頭・そり落とした眉毛・・・出会いたくないタイプの「大和田」
そんな2人がひょんなことから園芸部に入部することになる。
さらに、相談室登校で、ダンボールをかぶっている「庄司」が加わり、
素人の男子高校生3人が、植物の成長に心を動かされていく。
3人の生い立ちや抱えている問題は、それぞれ違う・・・。
今までの自分を変えたいと思う「大和田」。
自分の容姿をいじめられたことで、引きこもってしまった「庄司」
うまく立ち回ることで、友だちを傷つけてしまったとおもう「おれ」
花の名前を覚え、種をまき、水をやり・・・植物と一緒に成長して行く3人。
心温まるおはなしです。こんな風に友だちと出会い、自分を乗り越えられたらいいなぁ。
さて、そろそろ春になってきました。花の苗でも買いに行こうかな~と
そんな気持ちになりました。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です