1月に予約をかけた朝井リョウの「何者」の順番がようやく来ました。
就活中の大学生。落ち続けるES,面接。気になるのは、友人の内定先。なぜ自分は内定が取れないのか…。
たった一か所のバイトの面接ですら、落ちたらショックなのに、
落ちるたびに、自分の人格が否定されたような気がするだろう。
それでも、自分が傷つかないように、つぶされないように、どこかにもう一つの自分を作り続けなくちゃ、生きていけない。
ツイッター、フェイスブックでの書き込みは、いつでも、だれでものぞきこむことができる。自己表現といっても、そこに現れているのは、その人の本当の姿とは限らない。
閲覧履歴は消せても、予測検索は残ってしまう。
怖いな。PCやスマホを誰かに貸すなんて恐ろしい・・・昔はこんなアイテムがなかったからよかったけれど・・・。
自分の心の中をどこかに表したいという欲求。誰にも見せるつもりのない、二つ目のアカウント。
・・・メールアドレスからたどれる、他人の心の中。
まあ、やっと順番がまわってきたんですね〜
私も以前読んだけど、ふくろうさんの解釈で良く分かりました。
ホント、ふくろうさんの説明が一番分かりやすいです!
一度読み終えて・・・ん?
もう一度読み返して、ほう!なるほど。
時空列が、現実と、ツイートと 履歴の読み返しと・・・
バラバラに繰り返されるから、ん?って感じになちゃうの。
むずかしいわ~
それにしても、こういう就職戦線をくぐり抜けてきた子供たちは、すごいと思います。