5月29日(水)
5時半起床。心配なのでアラームをセット。けれど時間前に目が覚め、窓からきれいな朝焼けが見えました。
6時朝食、ホテルで、フルーツ、ヨーグルト、パン×2、ミルクを選択。すると、1個3ドルと言われ、1・2・3・4・5とカウントされる。エー?この小さいパンが3ドルなの?疑心暗鬼。でも、戻すわけにもいかないので
そのまま食べると、会計はフルーツ、ヨーグルト、パンで3アイテム×3でした。それでも税15%チップ15%で支払いは12ドル。ほ~。カナダって物価が高いんだなぁ・・・
7:00出発 チェティキャンプへ(4時間30分)
バスを一台チャーターし、専属のドライバーさんピエール氏が迎えに来る。
ハイウェイは無料で、通り過ぎる景色はどこまでも一緒だ。赤い土と、白樺と草原ときおり沼のような池。高い山は見えず、ポツンと家があったり、牛がいたり、道路わきを鹿が歩いていたりする。
トイレ休憩以外で停まることはない。ちなみに、トイレはWash Room と書かれている。
突然バスが止まる。次々渋滞していく。何だろうと思っていると、なんと運河を船が通るので、橋を移動させているのだった、カナダで渋滞なんて珍しいので、(多分、私が降りたたそうな顔をしていたのだと思う。降りていいよ!)バスを降りて写真を撮ったりする。それにしても、ずいぶんゆっくりと船が進む。ようやく通り過ぎて橋がつながり、車列が動き出した。船が通った場所をのぞきこむと、なんとまあ、驚くほど狭い!これじゃ、船がぶつからないようにソロソロと移動するはずです。
途中案内所でピエールさんが持ってきてくれたノバスコシアの地図。これが優れモノで、今自分がどこを走っているか?目的地はどこか。旅のルートは?地名検索もできて、地図好きの私には持って来いのアイテムになりました。
それにしてもチェティキャンプは遠い。なんでチェティキャンプというのだろう?と質問すると、調べて来てくれた方が話してくださいました。カナダへの移民の歴史、フランスとイギリスの戦争。負けたフランス系移民がより北の地に追われて、チェティキャンプに住むようになった。カナダの寒さは大変でこの地ですむには現地の人たちに冬の乗り切り方を教わらなくてはならなかった。土地は痩せて、ジャガイモの生産に適している。冬が終わると海ではロブスターが採れる。多くは漁で生活をしているそうです。寒くて長い冬を乗り切るために、ジャガイモの麻袋に古いウールの衣類を細く切ってラグマットを作ったのが、ラグの始まりだそうです。
そのうちに、古いウールもなくなり、羊を飼っていたので毛糸を紡いで、毛糸でラグを作っているのがこのチェティキャンプに伝わるラグです。
キャンプに入ると、赤や黄色、グリーン、カラフルな色の家が点在する。塀も境界線もない。海を見渡すように、ベランダには椅子が並んでいる。いいなぁ・・・
La Boulangerie Aucoin Bakery で翌日の朝食のパンを購入。ちなみにカナダでは英語とフランス語が混在している。
ピエールさんがここで、僕が一番好きなレストラン。ここは2番目だけどおすすめ。と紹介してくれるので、予定を変更してレストランでランチ。おすすめはロブスターロール。ホットドッグの中身がロブスターなのです!ここでロブスターロールを選ばなかった私は完全に失敗組でした。不足気味のお野菜が食べたかったのよね・・・。
食後、地域の古い教会を見た後、
目的地のチェティキャンプ・フックトラグ・ミュージアムへ。
古くて使い込んですり切れたラグ。生活の道具たち。毛糸のラグは薄くてしなやかな感じがする、足元を温めるラグマットから、風景や人物を細かく表すタペストリーに移行していく。生活のためのラグから商品としてのラグに。人気のパターンや、注文を受けての製作もするようになる。
ラグの体験をさせてもらう。思ったより細い毛糸、上手く針にかからない。どうも、ウールとは違うコツがあるようで、ものすごいスピードで同じ高さのループが並んでいく。でも、毛糸のラグもちょっと面白いかもしれない。ビックリしたのは前後左右すべての方向に進むことだ。私みたいに、フレームをグルグル回したりすることはない。まあ、5mもありそうな大きなラグをみんなで並んでフックするのだから、ぐるぐる回すわけにはいかないのよね…。
宿泊はCheticamp, NS/LAURIE’S INN。モーテルです。近くにスーパーがあるというので、のぞいてみる。海外旅行の楽しみの一つは、地元のマーケットで買い物をすること。その土地らしい食材やアイテム、可愛いTシャツや靴下なんか見つけるとワクワクする。
夕食は、Harbour Restaurant &Bar あれ?ここ、お昼と同じお店。どうやら、予約しておいたお店と、ドライバーさんおすすめのお店は、一緒だったみたいです。
ムール貝や、サラダ、それぞれ好きなものをいただきます。おすすめのシーフードチャウダーなど、美味しくいただきました。(60ドル)
夜9時を過ぎてもまだ明るい。そうだった、ここはサマータイムだったんだ。明日の朝は早い、おしゃべりは切り上げて、早く寝なくちゃね。