旧中川を歩こう

日曜日に都の広報に載っていた「旧中川を歩こう」という企画に参加してきました。
中川って…スーパー堤防?などとぼんやりとした知識で出かけましたが、ちょっと違いました。
都営新宿線「東大島」駅集合。都の職員の方々の引率説明で出発。
隅田川と荒川に挟まれた地域は土地が低く地盤沈下も起きて、洪水などの被害が多い地域でした。そこで、旧中川の水位を下げて、周りの川との間にゲートを設け、船の行き来ができるようにする。
隅田川や荒川は高い水面に対してスーパー堤防を作る。
ゲートで区切られた内部の川は、水位の上昇があれば一定に保つために、あちこちに排水機場が稼働している。
ほ~。なるほど。
旧小松川閘門(こうもん)昔の水面の高さを調整するためのゲートの上部。
元の高さよりも、盛り土をして公園を整備。避難所も兼ねている。

現在の「荒川ロックゲート」
ちょうど、荒川から旧中川へ入るためにゲートの内側に船が入っていた。
水面を下げて、旧中川側のゲートを開けて出ていく。満潮と干潮で高さは変わるけれど、1~3mくらい差があるような気がする

橋を渡って、旧中川へ。流れは緩やかで、ボートやカヌーの練習場になっている。水陸両用車の水中への侵入口もこの中にある。ちょっと乗ってみたいかも。

川の両サイドを橋を渡りながら歩く。川には魚も泳いでいて、サギやカワセミもいる。水はきれいになっている。スカイツリーも見えます。風がなければ、水面にうつる写真も撮れるそうです。流れも少ないのかな。

今年はこの川が増水してテラス部分まで浸水することはなかったそうです。
昨今の線状降水帯が出現しても、いくつもある排水機場でポンプでくみ上げて、荒川や隅田川に放水するようです。
で、後になって心配になる。内水反乱は大丈夫なのかな。
調べてみたら、下水は「有明水再生センター」に送られ、処理水は海に放出。
ということは…うーmm。大丈夫なのかな?

隅田川や荒川のスーパー堤防が万が一決壊したら…いや、決壊しないように設計されているはず。それでも東北の時のようにどんどん奥に津波などが入ってきたら、狭くなっていく河川に逆流するんじゃないか?と心配が膨らんでいく。せっかく専門家が説明してくれて、いろいろ質問できたのに、そこまで頭がいたらなくて、残念だったなぁ・・・
色々見たり聞いたり、資料も読んで、興味深かった。こういう企画にまた参加してみたい。
さあ、帰りに亀戸天神にお参り。一足早い七五三の子供たちもちらほら…
お天気が良くて最高な一日でした。


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