著者:宮部みゆき
出版:創元推理文庫
初版:1992.12.25. 1989初出
紹介:諸岡克彦は、私立松田学園高校野球部のエース。地区大会ではノーヒットノーラン試合を達成,夏の甲子園大会出場が期待されている高校野球界のスーパースターである。その克彦が殺害され,ガソリンをかけて燃やされてしまうという凄惨な事件が発生した。現場に出くわした克彦の弟進也,蓮見探偵事務所調査員の加世子,そして俺───元警察犬で今は蓮見家の一員であるマサ───は,事件の真相を追い始めるが・・・・・・。現代推理文壇の俊英宮部みゆきの出発点となった処女長編。
コメント:最後まで気を抜けない。事件の背景も犯人も、結局最後の最後まで想像もつかない展開でした。マサの活躍もさることながら、進也がとても気になります。