心とろかすような

著者:宮部みゆき
出版:東京創元社
初版:1997.11.28.
紹介:──著者のデビュー長編「パーフェクト・ブルー」で登場したジャーマンシェパードの老犬マサと蓮見探偵事務所の面々──父親で所長の浩一郎、長女で短大卒業後、父親の許で女性調査員として働き始めた加世子、次女で美術の方面に進みたい希望を持っている高校生の糸子、それに前作で蓮見家と親しくなった好青年、諸岡進也・・・お馴染みの人たちが遭遇する五つの事件。本書は、そこに登場する様々な人間たちの実像に、あくまでも真っ向から立ち向かおうとする彼らの活躍をマサの目を通して語る、待望の初短編集である。さりげなくても心温まるやりとりの中に、人生のほろ苦さをにじませ、読むものをたちどころに「宮部ワールド」へと誘っていく手腕を、たっぷりとお楽しみいただきたい。
コメント:宮部さんの作品を読むのは3冊目です。
このシリーズは赤川さんの「三毛猫ホ-ムズ」と違って、犬のマサが語り手になっているのが魅力的です。「吾輩は猫である」の犬バージョンと言う感じ。
心に残ったのは、最後の「マサ、留守番する」。私の持っている固定観念とか先入観を見事にひっくり返してくれました。宮部さんはこの本の中にでてくる若い男の子たちの気持ちをとても大切にしているような気がしました。
この本は、ネット上で知り合った方に紹介していただきました。ありがとうございます。


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