スローモーション

著者:佐藤多佳子
出版:偕成社
初版:1993.04.
紹介:ニイちゃん、22歳 無職 元ワルのライダー
   たらしで、女にはとっても愛想がよくて・・・・
女子高1年のあたしのクラスメイト 及川周子
   薄い陶器のようこわれ物みたいな子 動作が超スロー
2人の物語に私は立ち会った────
心の内に深い傷を抱く若者たちの束の間の出会いと別離・・・・
コメント:ティーン向けの本。10代の子供の母として色々考えながら読みました。自分の家庭に、直接はあてはまらないけれど、いまの10代の子供たちはこうして家庭や周り
の影響を多く受け、自分一人では太刀打ちできない、しがらみの中で必死で自分を守って自分の心を閉ざして、一人でがんばっているのかな。
そして、心休まる誰かを捜しているのかもしれない。それが家庭じゃないのがちょっと哀しい。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です