ざ・ちぇんじ!

著者:氷室冴子
出版:集英社
初版:1983.01.
紹介:時は平安、所は京、世は泰平の極み。家柄の良さを誇る権大納言も、深刻は悩みを抱いている。権さんには二人の妻がいて・・・・ま、それはいいとして、悩みとは二人の子どものことなのだ。女の子は頭脳明晰、明朗活発で男の子として育ち、綺羅君と呼ばれて都中の評判。一方男の子は、これはもうすぐ失神してしまうほど繊細な神経の持ち主。今日も「大変どすえ・・・!」と、侍女の声が屋敷中にひびき渡る。
女なのに男として帝に使えるという秘密に、綺羅は日ごとに悩んでいた。さらに弟までが女として宮中入りするとは・・・。しかも、女の身でありながら結婚してしまった綺羅だったが、できないはずの妻の三宮に赤ん坊ができてしまったなんて、バカな!相手はプレイボーイの宰相中将、浮気のつもりだったのだ。その中将に、今度は綺羅が迫られた。なんと男のはずの綺羅に・・・。バレたのでは!?
コメント:以前にもこの本は読んでいます。久しぶりに再読。
氷室冴子の「なんて素敵にジャパネスク」とともに、好きな本です。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です