風の万里 黎明の空 下(十二国記)

著者:小野不由美
出版:講談社X文庫
初版:1994.09.05.
紹介:景王──陽子は、官吏の圧政で多くの民が重税や苦役に喘いでいることを漸く知り、己の不甲斐なさに苦悶していた。
祥瓊は、父峯王が、簒奪者にしい逆されなければならないほど、国が荒んでいることに気付かなかった自分を恥じていた。
鈴は、家軒にひき殺された友・清秀の命を守れなかった自分に憤り、仇討ちを誓った。
──それぞれの苦難を抱えた三人の少女たちの邂逅は、はたして希望の出発となるのか!?
コメント:慶国景王──陽子のその後。
今回は三人の女の子が主人公。上ではそれぞれの生い立ちや様子が描かれている。
自分のことしか考えることのできない、まわりを見ようとしない、自分の不幸だけを悲しむ少女たちがそれぞれ成長して逞しくなっていく姿は好ましい。
陽子の景王ぶりも板に付いてきたし・・・なかなか楽しめます。
長ーいお話ですが面白い!!もう一回読んでみよう。(これはまさに青少年向け図書)


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