沈まぬ太陽(一)アフリカ篇・上  沈まぬ太陽(二)アフリカ篇・下

著者:山崎豊子
出版:新潮社
初版:1999.06.25.
紹介:国民航空の一社員恩地は、一方的に組合委員長に指名された。
持ち前の正義感で組合員のために奔走する恩地だったが、その結果、恩地に下されたのはパキスタンのカラチ赴任だった。カラチ→テヘラン→ナイロビという僻地のたらい回し・9年4ヶ月。
政界と癒着した親方日の丸会社と組合との闘争をベースに、10年間の僻地生活で次第にむしばまれていく恩地の精神状態は・・・・・
そして、その家族の置かれる状況は。
コメント:日本で組合活動の中に飲み込まれていく恩地。恩地は正しい・・・なのに、何故こんな仕打ちを受けなければならなかったのか?うまく会社の中で立ち回ることの方が良かったのだろうか?度々のチャンスを断って組合と共に生きる恩地の姿は潔いのだが、恩地を待つ家族の身になったら、耐えられないだろう。
果たして、夫に、悔いのない様にやって下さいなんて、言えるだろうか・・・
赴任地のアフリカで、狩猟を趣味として、ライオンを狙う恩地の姿が、寂しい。


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