六の宮の姫君

著者:北村薫
出版:東京創元社
初版:1992.04.20.
紹介:「円紫さんと私」のシリーズ4作目?
私は卒論で「芥川龍之介」をテーマにしているのだが、そんなとき、教授が出版社のアルバイトを紹介してくれた。ここで私は芥川の「六の宮の姫君」と不思議な巡り会いをする《あれは玉突きだね。・・・いや、というよりはキャッチボールだ。》のだ。芥川の生きるその時代をたどっているうちに、その時代が次第に明らかになってくる。そして、芥川の言うキャッチボールの真相は??
コメント:これって、ミステリー??ちょっとイメージが違いますよね。
今回のは、芥川と菊池寛の秘密(?)だった。まるで文学史を紐解いているみたいだったわ。北村薫のこのシリーズを読んでいると、どうもいろんな本を読んでみたくなります。とくに、私は、「文学史」にでてくる作品をあんまり読んでいないのよね。
ちょっと目に留まったのは正ちゃんの言葉でした。以下引用。
「絵を見たり音楽を聴いたりしたってさ、それで動かされるって結局、そこに自分を見つけるからじゃないのかなぁ。小さい頃の自分を見つけて懐かしかったりする。今の自分を見ることだってある。それから、未来の自分。十年二十年先の未来もあるだろうし、何万年先の未来もある。到底、手なんか届かない自分をさ、微かに」
うんうん・・・そうかもしれない。なんてね。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。