つめたいよるに

著者:江國香織
出版:理論社
初版:1991.07.00.
紹介:現実と幻想の境界を静かに流れる時間。美しくも怖い9つの童話。
・デューク:可愛がっていた犬が死んだ。悲しむ私の前にハンサムな少年が・・・
・夏の少し前:課題で残された土曜の午後。洋子は教室で涼ちゃんのことを思い出した。・僕はジャングルに住みたい:小学校の卒業。みんながまわすサイン帳に・・・。
・桃子:親とはぐれた幼い桃子。そばで面倒を見ていた修行僧は恋に落ちて・・
・草之丞の話:僕の母はひとりで僕を育てていた。そんな僕の前に姿を見せた父は、幽霊だった。
・鬼ばばぁ:広場のこども達をのぞく養老院の窓にはトキの姿があった。トキと時夫の交流。
・夜の子どもたち:昼間こども達が遊んだあとの公園で、遊んでいるのは?
・いつか、ずっと昔:れいこと浩一。れいこがれいこじゃなかったとき、その昔の恋人は?
・スイートラバーズ:麻子が生まれる前日に、おばあちゃんは亡くなった。おばあちゃんの若い頃にそっくりになった麻子には・・・ずっとおばあちゃんが憑いていたのだ。
コメント:ちょっと怖いけど、でも幸せな気分になる。大人のためのおとぎ話みたい。


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