“It”と呼ばれた子(幼年期)

著者:デイヴ・ペルザー
出版:ソニーマガジンズ
初版:2002.09.
紹介:「何故僕だけがこんな目に?」───母親に名前さえ読んでもらえない。“That boy”からついに“It”と呼ばれるようになる。
食べ物も与えられず、奴隷のように働かされる。身の回りの世話はおろか、暴力を振るわれ、命の危険にさらされ、かばってくれた父親も姿を消してしまう。
 児童虐待の体験者が、その記憶をたどることは、きわめて苦痛と困難をともなうものだ。
本書は、米国カリフォルニア州史上最悪といわれた虐待を生き抜いた著者が、幼児期のトラウマを乗り越えて自らつづった貴重な真実の記録である。(裏カバーより引用)
コメント:今の私なら、逃れる手だても考えられるだろう。でも、小さな子供にとって、家、母は安心できる唯一の存在であるはずだ。そして、子供にとっての全世界である家庭から逃れる手段など不可能に違いない。理不尽な母親に「怒り」を覚える。


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