いい女

著者:藤本ひとみ
出版:中央公論新社
初版:2005.03.25.
紹介:完璧な家庭・家族の幸せを最優先に生きてきた詩織。しかし、現実には自分勝手な夫と、わがままな娘たち。誰一人詩織の努力に報いることなく、そこに詩織が思い描いていた暖かな家庭はなかった。
どこで間違ってしまったんだろう?久しぶりの同窓会をきっかけに、家族のために自分を犠牲にすることをやめ、自分自身を生きようと思い立つ。
エステに行き自分を見つめ。美しくなることでまわりが変わってゆく・・・しかし、思わぬところで子供たちの反乱にぶつかる。
「もっと何かが欲しい!平凡なままでは満たされない。
夢を現実にしようとして、反乱を起こした一人の女性。その変身の行方をリアルに描く問題作。」(帯カバーより引用)
コメント:ここまで極端で完璧ではなくても、主婦ならなんとなく、家族のために自分を犠牲にしているという感じを持って生活しているのではないだろうか。こんなふうにできたらいいかなぁ・・・と思ってみても、フランス語ができるわけでもないし、まあそうそういい女に大変身して劇的に生活が変わるなんていうのはやっぱりお話の中だけだ。
藤本ひとみの歴史ものも面白くてステキだけど、コバルト時代からつながる、平凡な女性主人公のまわりに、なぜか魅力的な男性がたくさん出てくるって言う話は、私的には好きだわ。


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