愛がいない部屋

aigainaiheya.jpg読んだ日:2006.05.28.
著者:石田衣良
出版:集英社
初版:2005.12.20
紹介:神楽坂の高層マンションの住人に光を当てる。
人がうらやむようなステキなマンションだが、そこに住む人々はそれぞれに悩みや問題を抱えている。
ルームシェアの相手に期待を込めた(空を分ける)不感症の妻に変化が訪れる(魔法の寝室)マンションを買おうと思い立った35歳直前独身女性(いばらの城)ニートの息子を抱える居場所のない父親(ホームシアター)63歳の恋愛(落ち葉炊き)これを愛人と呼ぶのだろうか。彼のために朗読をする部屋に住む女(本のある部屋)浮気を繰り返す純子の夢に出てくる男は?(夢の中の男)望んで生まれた子どもと仕事の間で追い詰められる(十七ヶ月)仕事の疲れを癒すのはマッサージ師の指(指の楽園)DVに苦しむ(愛がいない部屋)
そのマンションに暮らす人々の抱える様々な事情。ステキな高層マンションといえば、ちょっと住んでみたい様な憧れの気持ちがあるのだが・・・・そこに暮らす人々のちょっと辛い恋愛話が10編


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