その日のまえに

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著者:重松清
出版:文藝春秋
初版:2005.08.10.
紹介:・いつの時代も近くに死はある。病気で早く亡くなった友だち。そして長く生き過ぎた祖母:ひこうき雲
・突然心不全で亡くなった夫と、生きるのが辛い教え子:朝日の当たる家
・海に行って二度と帰らなかった友。そして、余命3ヶ月と告知された私:潮騒
・自分の病を息子に伝えられない、母子家庭の母と子:ヒア・カムズ・ザ・サン
・「告知」最後の外出は二人のスタートの地へ:その日の前に
・「その日」に向けて、妻は身の回りを整え、子供たちの自立を願い…。そして「その日」を迎える家族の思いは…:その日
・大切な人が亡くなっても生き続ける。それが残された人の亡くなった人への務めなのかな。:その日のあとで
コメント:人の死は身近にある。それがその日との人生を全うしたものだとしても、そこまでの過程。認知症になったり、脳梗塞になったり、或いは突然の事故、そして自らが望んだ死。身近な人を失った時、残されたものの思いはどこに、どうやって収めたらいいのか?忘れること、そして思い出すこと。その繰り返しの時間が必要なのだろうな。


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