兄の命日。地下鉄を通り抜けたらそこは昭和39年の東京・鍋屋横丁だった。子どもの頃過ごした町で、知らなかった事実と出会う。また、戦前・戦後の闇市でのまだ若かった父の夢。反発し、背を向けてきた父の過去に出会ったとき、人はどうするだろう?
なんだか懐かしい昭和39年。見慣れた東京の地下鉄・銀座線・丸の内線・・・・青山一丁目・新中野「鍋屋横丁」と土地勘が働くと、またそれも楽しい。
「ALWAYS 三丁目の夕日」で、お父さんを演じていた堤真一が、今度は主人公。
最近ノスタルジックな映画を選んでみることが多いな。
さすが浅田次郎、「涙」を誘います。