ひきつぎ 2

2回目のひきつぎ
木曜日に新入生に向けてオリエンテーションをすることになったので、資料の準備をしている。
ボランティアさんが作ってくれた図書館の配架図に手を入れて、準備を整えた。
テーマ展示も1年生の国語の教科書に紹介されている本を中心にならべた。
前回引き継いだラベルの貼り替えは、絵本コーナーからはじめているようだ。
ところが、3時間目が始まると、保健の先生が一人の生徒を伴ってあらわれた。1時間図書室で過ごすという。なれない図書室で、保健の先生とも離れるので渋っていた生徒だが、「ラベルの貼り替え」を手伝ってもらえないかと、声をかけてみた。
しばらく迷っていたようだけれど、「じゃあなにすればいいの~?」と一言。
ちょっと興味を持ってくれたみたいだ。そこで、ラベルを作りを担当し、相方に生徒とのかかわりを任せた。少しずつ話を引き出しながら、作業を続ける。
図書管理の仕事を引き受けた時に「生徒の居場所作り」は、ひとつの重要な意味合いを持つとおもっていた。新しい管理員が生徒との関係をうまく持って、いい方向につなげていけるといいな。
ただ、心配なことがひとつ。前回もだが、彼女は引継ぎを受けるのにノートをとらない。
手帳や紙の裏にメモするだけなのである。あげくの果てに、
「うんうん、だいじょうぶ、頭にメモするから・・・」
そこで、「メモを見ながら、もう一度やってみて・・」といってみたのだが
できないのだ。メモすることをいちいちチェックしないとダメなのかなぁ・・・


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