ひとがた流し

hitogata.jpg読んだ日:2007.07.13.
著者:北村薫
出版:朝日新聞社
初版:2006.07.30.
高校生のころからの女友達3人。40代になった今、それぞれの人生や家族をを抱えながら、付き合い続けている。北村薫の作品に見える、日常に隠されたミステリーは比較的影を潜めているが、学生時代と現在という時の流れ・娘と父・母子家庭・娘たちと自分たちをつなぐ時間がいくつもの軸でつながっている。
「さばの味噌煮」の替え歌は、「月の砂漠をさばさばと」にでてる歌でしたね。
いくつかのエピソードとともに、千波の病気が発見される。そんな時に今まででてこなかったパートナーがうまい具合に出てくるかなぁ・・などと、思ってしまう。お話の世界といってしまえばそれまでなのだけれど、まあ、希望というかそうあって欲しいとは夢見るかもしれないけれどね。ちょっときれいすぎ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です