Hana-bi

10年前の北野たけしのこの映画、有名なのにまだ見た事がなかった。
病気の妻を見舞っている間に、同僚の刑事が狙撃されてしまった。犯人を追い詰めた結果、更に部下が凶弾に打たれる。二人の仲間を失った刑事は犯人を過剰なまでに銃撃する。
二人の刑事への償いの気持ちと、置き去りにしてきた妻への思い。夫婦二人の旅に出るために彼が計画したのは・・・
久石譲の音楽をバックに、特に夫婦のセリフが極端に少なくて、映像と音楽とでそこにあるものを感じさせる。タケシが書いたという絵が挿入されていて、この人には色々な才能やアイディアがいっぱいあるんだなぁと感心させられた。
暴力シーンが多くて、その点は気になったけれども、まあそんなものか?言葉を交わさない夫婦が次第に少しずつ心を通わせて行くシーンは好きだ。けれど・・・こんなにそばにいたら、妻だって彼の非合法な暴力を感じるだろうに・・・
そういうところは、たけしの一方的なロマンなのかな。


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