食事の後に邸内を案内してもらいました。
お作法で知られる小笠原流の小笠原家
スペインに留学していたことから、スパニッシュ風のパティオのある建物ができたそうです。
75年前に建てられたものが、戦後GHQに接収され
後に、都の施設として使われ、その後は、廃墟のようになっていた建物を
民間の力で、改修し元の姿に忠実に修復して、レストランとして生まれ変わった。
エントランスの屋根にあたるキャノピーは葡萄のツタの模様
玄関の上には鳥の模様 いたるところに小鳥がデザインされていて、「小鳥の館」と呼ばれたそうです
庭に面したシガールーム。イスラム風のデザインはタバコがイスラムの方から渡ってきたものだそうで、ここは男性専用だったそうです。床の幾何学模様は当時のもの
グランドサロン ここは、伯爵家の正餐用で大きなテーブルは当時のもの
石造りのパティオ ここはスペイン風
この石段を上って行くと、屋上にテントが貼ってある。
脇には芝生の庭と特別の個室も…ここは雅子さまもいらしたと、写真が
ここは化粧室 実は中にサロンのようなテーブルと椅子も
外に出て、庭に回ってみた、シガールームの外観
このテラコッタのタイルのモザイクは現代の陶芸家の手によって、再現
外観は自由に見ることができます。
右側は、「カフェ&バル」の入り口。もともとは勝手口だったそうです。
地下鉄大江戸線「若松河田駅」河田口を出て,振りかえるとこんな風に見えます。
小笠原邸の敷地内に地下鉄の駅が顔を出した感じです。
「東京建築物語」を見て、一度いってみたいと思っていた小笠原伯爵邸
まわりがビルに囲まれてしまってちょっとかわいそう。
けれども、取り壊されずに、民間の力を借りて、よみがえったというのは
建物にとって、きっと幸せなことですよね。
しかし、ここのレストラン。料金が高いのは、建物の改修費や維持費、建物を案内してくれる人の人件費も含まれてるんだろうな~。
小笠原伯爵邸ーーーすごいです!
案内を読んでいくと、時間が止まったよう…。
過去から未来へ、なんだか不思議空間です。
次回の旅行の下調べになりましたネ♪
そうなんです。スパニッシュ様式⇒パティオ!
これは、行ってみなくちゃ!
と思ったんだけれど、料理はスペイン風創作料理でしたよ。
それよりも、明治の時代にこんな家を建てて
くらしていたという方が、驚きでした。