テンペスト 上・下

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著者:池上永一
出版:角川書店
初版:2008.08.31.
半年・・・いや、9ヶ月前くらいに図書館に予約していた本が、ようやく届いた。
人気の本だったので、いったいどんな内容なのか?実は全く知らなかった…
沖縄の首里城を舞台に、日本でいう幕末の時代に、日本と清という二つの国の間で巧みにバランスを取りながら、生き抜いてきた王国。そこには日本とは全く違う国が存在した。
そこに生まれた女の子が、時代の流れと家のために、男として政治の舞台に登場する。
美しい自然。絢爛豪華な王宮。美しく賢い娘。その裏で動く権力闘争と、裏金・阿片。後宮での女の戦い・・・
まるで、少女漫画か、宝塚の舞台に出てきそうな絢爛豪華・波乱万丈なお話なのだ。
読み出してしばらくすると、もう止まらなくなる。真鶴の人生はどうなって行くのか!?
すごく面白かったです。
沖縄に、首里城があるのは知っていたけれども、そこにどんな王国があったのか?
それすら、考えた事もなかった。もちろんこれはフィクションだけれど、沖縄って、やっぱり外国だったんだなぁと改めて感じた。


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