パレード

パレード.jpg著者:吉田修一
出版:幻冬舎文庫
発行:2004.4.
この本を予約したのは、おそらく、映画化されて、その原作が新聞に紹介されていたのだろう。
何ヶ月も前なので、忘れてしまった・・・
それはさておき。2LDKのマンションに、同居するようになった男女4人+1人のはなしだ。
一人一人の視点から、それぞれの生活が描かれ、彼らの置かれている状況が次第に明らかにされてくるのだけれど・・・
一言ではいえない、怖さがある。それは、私が理解できるとか受け入れられるか?と言うような問題ではない。それぞれが無意識のうちに表面的にうまくやっている、その絶妙なバランスが不安になる。
本当の自分と、演じている自分の乖離を認めざるを得ないとしたら・・・
一人でいることがいいのか?誰かといることがいいのか・・・
映画も・・・見たいような。見るのが怖いような・・・


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