憧れの寝台列車「カシオペア」で行く 2

さて、23日は朝からいいお天気です。ところがバスに乗ると・・・
風と波が強くて、青森からの船が欠航になりました!急遽、陸路で下北半島を北上します。ガーン。
本来だったら、更に観光船に乗り換えて、「仏が浦」という場所を見学するはずでしたが・・・
波が荒く、観光船も欠航・・・下北半島の最北端「大間崎」でマグロのご飯を食べるというイベントになってしまいました(笑)
大間のマグロと言えば、初セリの「すしざんまい」で一時話題になりましたね。あのマグロです。
大間崎には、マグロのモチーフが・・・

対岸には北海道が見えます。いいお天気なんですけれどねぇ。白波がたっていて、船は出ないのがほんと残念。いやー。バスにいっぱい乗りましたよ。おかげで原発の最終処分場の六ケ所村がどのあたりにあるのか・・・とか、恐山の話とか。いろいろ勉強にはなりましたね。
この日の宿は「星野リゾート青森屋」なんだかイベント盛りだくさんのこれまた非日常の宿でした。

24日。久慈駅から三陸鉄道に乗りました、

さぞかし良い景色が見られると思っていましたら。
海岸線に出たと思ったら、高い防潮堤ができていました。そうです、津波対策です。
もちろんすべての海岸に防潮堤ができているわけではありませんが・・・なかなか難しい問題です。
宮古の近く、浄土ヶ浜で昼食見学です。
ここもレストハウスの2階天井近くまで、津波が到達したそうです。

「秋刀魚づくし御膳」ほんと!サンマの塩焼き、おさしみ、煮魚、つみれ、そしてサンマご飯!

さて、バスで新幹線に乗るために北上駅へ
途中、海岸線近くを通りますが、大槌のあたりではそこここで「津波浸水区域」という標識を見かけます、川に沿って津波が上ってきた映像を思い出しました。
防潮堤ができたり、高台に新しく住宅や学校ができたり、津波被害を受けない高い場所に道路ができたり・・・7年がたって、改めて、被害の大きさを感じました。

東日本大震災のあとも、日本各地で地震や豪雨災害が起きている昨今。
狭い山国の日本では、山と海や川との限られた平地やすきまに、私たちも密集して暮らしている。
津波や高潮は怖い。少しでも高台にと思うが、山を背負って暮らすのは豪雨や地震で山が崩れるのが怖い。少しでも整地して高台へと思っても、整地した場所が谷だったり田んぼだったりすれば、土地が液状化する。日本どこでも安全な場所なんてないんじゃないか?って、不安になってくる。
そんな諸々を感じさせられた旅でした。

あ!青森県は、リンゴとホタテとゴボウと山芋がいっぱいなイメージになりました。それから、青天の霹靂もね。


コメント

憧れの寝台列車「カシオペア」で行く 2 — 2件のコメント

  1. そうですね、大間のマグロ!
    そして、あまちゃんの三陸鉄道!
    津波対策の防波堤も、まさかの事態に、まさか・まさかになるかも。
    日本に安全な場所ってないんだって思います。

    • マグロ漁も大変なんですって、
      漁獲量の上限があるので、先にいっぱい獲ってしまうと、脂がのって高値になる冬に、取れなくなってしまうそうです。漁師さんも本当に大変ですねぇ。

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