楽園

著者:鈴木光司
出版:新潮社
初版:1990.12.10.
紹介:古代に離ればなれになったひとつの種族が、精霊に守られて再びひとつになろうとする。長い年月、様々な世代を超えて受け継がれていくふたりの思いが、現代によみがえる。
精霊に導かれ、守られ、太古の思いが今再びひとつになる。
コメント:壮大なロマン。「りんぐ」「らせん」とは趣が異なるが、作者の根底に流れる「子ども」と「妻」への思いがそこかしこに見える。
それと、生命が再生するイメージとして「暗い穴の中の水からはい上がる。」という情景が共通しているのが興味深い。作者に何かトラウマでもあるのか?


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