イノセント(沈む少年)

著者:図子慧
出版:角川書店
初版:1997.09.30.
紹介:女教師の忘れたい過去。昔の恋人とその友人が、人工知能を介して再会する。研究の内容を知らされぬうちに人工知能との学習交流をはじめるのだが、人工知能がその制作者とだぶりはじめる。
次々と与えられた課題をこなす人工知能が果たした、最後の課題は・・・・・
3人の男女のもろくせつない愛を描いた意欲作。
コメント:ストレートに表現されない愛。硬質な愛の表現にいつも女は翻弄される。愛はいつも何か別のものに姿を変えて存在するのか?
「図子 慧」の名はずっと前に講談社のコバルトで読んだ記憶があり、すごく印象的でした。特に彼女の描く「男の子」はちょっと硬派で異質な感じがしていました。それで今回思わず手が伸びた1冊です。
[innocent]は、「純真な」とか「罪のない」という意味でした。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です